青空と甲府盆地を抱く山々に映える紅梅 


 

皆さんが春を感じる瞬間はどんなときですか?
厚手のコートを着ていても、どこか空気がやわらぐ日。
冷たい風の中に、ほんの少しだけあたたかさを感じる瞬間。
2月に入り、春の兆しとなる柔らかな風が吹くと、私は毎年を見に行きたくなります。
 


こんにちは!市民レポーターの「てらはる」です。
私は梅の花を目にすると、「ああ、長い冬も終わりに近づいているんだなぁ」と胸が弾みます。
桜よりもひと足早く、ひっそりと、でも力強く咲く梅。
その凛とした姿が大好きです。

 

ということで、山梨県甲府市酒折にある不老園へ、一足早い春を感じに行ってきました。

■不老園概要
 


不老園は、梅の開花時期に合わせて開園する季節限定の庭園です。
梅の実がなる6月頃は開いていないため、「花を愛でる」ための特別な場所
園内には30数種類、約2,000本もの観賞用の花梅木等が植えられ、白、淡紅、濃紅、黄とさまざまな色を楽しめます。

その歴史も古く、明治30年、市内に住む呉服商の七代目・奥村正右衛門が別荘として開園したのが始まりだそう。
130年近い時を経て、今も多くの人が春の訪れを求めて足を運ぶ場所になっています。
坂道の多い園内は、庭園というより“梅の山”。
歩きながら少しずつ景色が変わるのも魅力です。

■甲府盆地を抱く山々と青空に良く映える梅

 


 
南アルプスの山々はまだ雪をたっぷりとまとい、真っ白に輝いていました。

 

一方、甲府盆地には確実に春の気配が。
背景にうっすら見える富士山の白と、ピンクの梅の花、そして澄みきった青空
そのコントラストが本当に美しく、思わず何度もカメラのシャッターを切ります。

園内ではフォトコンテストも開催されており、あちこちでカメラを構える人の姿がありました。
「私も応募してみようかな?」と悩むほど、どこを切り取っても絵になる景色でした。

 

2月21日に訪れたこの日、まだ満開というよりは、これからが見頃という印象でした。
つぼみも多く、3月末の閉園までの間はたっぷり楽しめそうです。
晴れた休日、梅を眺めながらちょうど良い坂道をゆっくり登る時間は、軽い運動にもなり、とても気持ちが良かったです。

■梅を愛でながらお腹も満たす
 


散策の楽しみは、景色だけではありません。
山の裏側には、大正7年に建てられた「長生閣」という趣ある建物があり、カフェを営業していました。
あたたかいおしるこやお茶をいただきながら、梅を眺めることができます。

 

園内には他にも軽食屋さんが複数あり、うどんやつぼ焼き芋、おでん、甘酒なども販売されていました。
甘い香りに誘われて、ついお腹が鳴ってしまいます。
ベンチもいくつも設置されているため、小さなお子さん連れのご家族や、ご年配の方でも無理なく楽しめそう。
自分のペースで歩き、疲れたら腰を下ろして梅を眺める。
そんなゆったりとした時間が流れています。

来年は、手作りのサンドイッチを持って来てのんびりピクニックをするぞ!と心に決めた、そんな休日でした。

■まとめ
 

 

◇約2,000本の梅が咲き誇る歴史ある庭園
◇甲府盆地を抱く山々と梅の花との美しいコントラスト
◇ほどよい坂道散策で味わう軽い運動と爽快感
◇おしるこやうどんでほっとひと息つける温かな時間

不老園は、ただ梅を見るだけの場所ではなく、「春の始まりを体で感じる場所」でした。

まだ寒さの残る2月でも、確実に季節は前へ進んでいます。
少しだけ勇気を出して外に出てみると、そこにはちゃんと春が待っていました。
来年もまた、春を感じに不老園に行きたいと思います。

■不老園ホームページ