気づけばもう12月。急いでクリスマスの飾りを出しました(遅いですね)
今年も皆様に支えて頂き、充実した1年を過ごせました。
2025年の目標を立てたので聞いてください。
来年から 「ことばジム」 を本格的に始動します。
子どもたちの言語力を育み、社会で生き抜く力を支えるためのこの取り組みを、さらに広げていきたいと考えています。
「ことばジム」は、従来の 「しんぶん音読」 に加え、
新たに 生成AI という助手を取り入れた、ことばの力を鍛えるトレーニングです。
しんぶん音読で基礎を磨き、生成AIを活用してアイデアを広げ、
修正や工夫を重ねることで、
自分の言葉を筋肉のようにしっかりと鍛えていきます。
子どもたちが自由に、そして力強く表現できるようになるための、
新しいアプローチです。
一方で、最近学校で感じるのは、生成AIに対する保護者の懸念の声です。
- 「生成AIを使うのはズルだ」
- 「子どもにはそんなものに頼らせたくない」
こういった意見が、訪問先の学校で多く聞かれました。
しかし、本当に生成AIは“ズル”なのでしょうか?
たしかに、生成AIは驚くほど流暢な文章を瞬時に生成します。
この点で「ズル」に見えるかもしれません。
しかし、それは 使い方次第 です。
私は日常的に チャットGPT を「助手」として活用していますが、
それは決してAIにすべてを任せるというものではありません。
例えば、文章を考える際には:
- まずAIに案を出してもらう
- 「この表現は良いけれど、ここはこう直したい」と修正を重ねる
- 最終的に、自分の言いたいことを形にしていく
一から文章を作るよりも効率的であることは間違いありませんが、
最終的に仕上げるのは自分自身 です。
生成AIは、あくまで 「手助け」 をしてくれる存在です。
これを使うことで、表現力を磨き、効率よく考えを深めることができます。
セミナー資料やスピーチ原稿の作成においても、時間を大幅に短縮できました。
重要なのは、AIが与えてくれる 「下書き」 から
どう自分の言葉に仕上げていくか です。
これは、使う人の考えや表現力が問われる部分であり、
このプロセスこそが、言語力を伸ばし、自己表現を豊かにする鍵だと感じています。
AIをただ「ズル」と決めつけて活用しないのは、とてももったいないことです。
これからの時代、生成AIを使いこなす人とそうでない人の間に、
大きな差が生まれるのは明白です。
実際、生成AIに抵抗を感じていた保護者の方々も、
私の話を聞くと「考え方が変わった」と笑顔で帰られます。
言語化と表現力は、人生の質を変える力を持っています。
そこにAIという強力な助手が加われば、
さらに人生を豊かにしてくれるはずです。
私はAIの専門家ではありませんが、ことばの専門家として伝えたい。
「生成AIはズル」 と思っている方々には、ぜひ学校で私の話を聞いていただきたいです。
考え方が変わる、そのきっかけを作ります。
来年の「ことばジム」の活動を通して、
一人でも多くの方が言葉の力を実感し、未来への一歩を踏み出せるようにしていきたいと思います。
お問い合わせは公式HPのお問い合わせフォームをご活用下さい。