■一人経営ビジネスでは一事が万事

 

日々の些細な出来事に対してルーズな考えと行動をする人は、大きな出来事に遭遇した時にもルーズな考えと行動を取ります。些細な出来事に真面目に取り組めない人は、大きな出来事に真面目に取り組めるはずがありません。「いざ本番となったら俺はちゃんとやる。」という人がいますが、そう思っているのは本人だけです。練習で出来ないことは試合では出来ません。一事が万事です。

今までにクライアント、スタッフ、社員、アルバイト、友人、家族を含め数多くの人とお付き合いをさせていただきましたが、その人の行動、考え方、生き方、使う言葉というのはある特定の局面でだけ現れるのではなく、人生という大きな流れのなかではその人の本性としてどんな場面でも現れます。

やはり「一事が万事」です。

偉大な投資家であるウォーレン・バフェットの逸話があります。彼はゴルフのプレー中に仲間からリスクの少ない賭けを持ちかけられましたが、彼はその申し出を断ったそうです。

 

その理由は「私がここでそのような安易な賭けで利益を得てしまうと、その安易な気持ちや心構えが自分の人生やビジネスの大切な局面で現れてしまう。だからこの賭け自体はリスクが低いが、私の人生にとってはとてもリスクが高い。」というものだったそうです。

今、時間にルーズな人は起業してもやはりそれが仕事に出てしまいます。今、金銭にルーズな人は独立してもそれが仕事に出てしまいます。飽きっぽい人は副業をしても、必ず飽きてしまいます。だから、起業独立する前から成功する起業家のような思考と行動が必要なのです。