明石子午線標識 | 海辺のランナー、もぐらのブログ
2009-09-13 21:47:00

明石子午線標識

テーマ:探訪シリーズ

明石は子午線上にある街だ。

子午線に沿って、いくつか標識があるので紹介する。


子午線といってもいろんな測定によって位置が違う。時代によって、西や東にズレている。


1910年以前…旧日本測地系

1918~2002年…新日本測地系、

2002年以降…世界測地系


(説明)

日本測地系…明治政府が、基準点網を全国に整備。当時の東京天文台の経度・緯度が、天文観測により決定。この測地基準系を「日本測地系」と呼ぶ。1918年に見直されていいる。


世界測地系…VLBIや人工衛星で地球規模で整合性を持たせた測地系。VLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法)は、宇宙の彼方からの電波を、複数アンテナ同時受信し、到達時刻差から計測する方法。



しかし現在の子午線標識は上記の測地系とは別に、明石において京都大学の天文測量によって決められた。

天文経度子午線は観測地点固有のもののため、日本測地系から世界測地系へ移行しても変化することはない。1928年に測定され、1951年に見直された。以下に述べる子午線標識はすべてがどちらかの天文測量子午線上にある。



すべての子午線の位置関係を整理する。

天文測量(1951年)…一番東側

天文測量(1928年)…天文測量(1951年)の11.4m西

旧日本測地系…天文測量(1951年)の114.4m西、天文測量(1928年)の103m西

世界測地系…天文測量(1951年)の121.4m西、天文測量(1928年)の110m西、旧日本測地系の7m西

新日本測地系…天文測量(1951年)の381.4m西、天文測量(1928年)の370m西、旧日本測地系の267m西、世界測地系の260m西




1.トンボ標識レプリカ
初回の設置

・ 設置年…1984年

・基準子午線…新日本測地系

・ 設置場所…現在の市役所2階建駐車場(地図
・ 設置理由…明石青年会議所25周年記念

移設

・移設年…1990年

・基準東経135度…天文測量(1951年)

・移設場所…大蔵海岸の西端、中崎公園(緑地公園)の裏側(地図

・移設理由…市役所2階建駐車場建設を機に


最後に紹介するトンボ標識のレプリカである。

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2.モニュメント「刻」

設置年…1990年
基準子午線…天文測量(1951年)

設置場所…中崎公園(緑地公園)の入口(地図、矢印部分
設置理由…明石子午線クラブ25周年と明石市制70周年を記念

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3.大日本中央標準時子午線通過地識標
初回の設置

・設置年…1910年

・基準子午線…旧日本測地系

・設置理由…教育勅語発布20周年記念事業

初回の移設

・設年…1928年

・基準子午線…天文測量(1928年)

・移設理由…昭和天皇御大典記念事業の一環で天文測量して移設

再移設

・再移設年…1998年

・基準子午線…天文測量(1928年)

・再移設場所…大蔵交番前(地図、矢印部分

・再移設理由…周辺道路整備のため。交番の改築と合わせて。

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以下の写真は6月に撮ったもの。

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4.日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標
設置年…1933年
基準子午線…天文測量(1928年)

設置場所…国道2号線北側歩道上(地図、矢印部分

設置理由…国道2号線(当時神明国道)開通した際に道路沿いの案内表示として


第二次世界大戦時に、銘板は金属徴収で取り除かれていた。
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銘板には「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」と書かれていた。

現在は天文科学館の案内標識となって四方が囲まれている。

北側のみ透明アクリル板であり、コンクリート製の標識であることが分かる。




5.山陽電鉄人丸前駅の子午線

設置年…1991年
基準子午線…天文測量(1951年)

設置場所…国道2号線北側歩道上(地図、矢印部分

設置理由…山陽電鉄高架化にともなう駅改造に合わせて

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なお本内容は、すでに「山陽電鉄 人丸前駅 」の記事に載せている。




6.天文科学館玄関前の路上タイル表示
設置年…1998年
基準子午線…天文測量(1951年)

設置場所…天文科学館玄関西側(地図、矢印部分

設置理由…震災復旧工事にともなう周辺整備事業の一環として
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タイル表示の玄関側は黒御影石製漏刻に到達する。

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容器から水をオーバーフローさせて、水面の高さの変化で時をはかる。

水時計ともいう。
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7.トンボの標識
初回の設置

・設置年…1930年
・基準子午線…天文測量(1928年)

・設置場所…人丸山月照寺境内(地図、矢印部分

・設置理由…1928年の天文測量結果に呼応して

移設
・移設年…1956年
・基準子午線…天文測量(1951年)

・設置場所…柿本神社前、天文科学館北側(地図、矢印部分

・設置理由…1951年の天文測量結果に呼応して


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歩道上にも子午線の刻みがある。
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