11:02 am | sgtのブログ

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歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。


70年前の今日のこの↑時間、
長崎に原子爆弾が投下されました。

広島の8:15 amと比べると
知名度が低いし、半端な時間だから
うっかりしてると過ぎちゃうけど、
一応、式典は毎年生中継されてます
…高校野球の裏でひっそりと。

ことしの長崎は
軍艦島の世界遺産登録とか
映画「母と暮せば」などで
注目が集まってきてますから
ついでに知れ渡るといいな。

とかゆって 実のところ
自分は長崎に住んだことないのです。
おとーちゃんの生家があるせいか、
勝手に内輪気分になってるだけで。










日本人が原爆のことを語ると
どうしても被害者意識に傾きがちで
アメリカ憎し みたいな話が
すぐ出てきてしまいます。

被害者目線で見ると
「恨み」のフィルターがかかって
ものごとが歪んで見えてしまう。

…私自身 先日似たような状態に陥り
大切な人を大いに困らせました。
それはさておき、

原爆投下を決断したトルーマン大統領
そのお孫さんが、原爆というものを
純粋に学ぼうとして日本に来たら
なぜか日本人記者に取り囲まれ
祖父の行いの謝罪を求められるという
奇妙なニュースを この間見ました。
彼は政府とも軍隊とも全く関係のない
普通の市民なのに。

もはや 誰のせい とか
問題はそんなこっちゃない。

だって「誰のせい」のもとをたどれば
真珠湾攻撃をした日本人が悪い、
って言われたらおしまいだべ?

くだんのニュースは続きがありました。
トルーマン氏の孫は被爆者とも会い、
彼らの体験を聞きたいと申し出ると、
被爆者たちは誰一人として
そのアメリカ人に謝罪など求めず
ただ とにかく事実を知ってほしいと
自らのありのままを語りました。









あの時どうするべきだったかを
わけ知り顔で説くのじゃなく
あの時何が起きたのかを
偏りなくつぶさに見つめる

歴史に学ぶときの「基本姿勢」
これってけっこー難しい。

都合の悪いことが起きると
つい たられば を考えちゃうし
犯人捜しをしたくもなるし…

あの日から70年が経った ことし
平均年齢80歳を超えたという
被爆者のみなさんの態度から

起きたことは すべて 必然 

そう教わったように思いました。