わたしの母は昭和6年生まれです。

 

生きていれば今年は93才です。

 

母は昭和の高度成長期を生きてきた人ですが

 

今になってもっと母から多くのことを

聞いていればよかった、、、と本当に思うばかりです。

 

 

母の形見分けの時に

女学校の時の歌集があり

わたしは宝石は要らないので

この歌集が欲しい、と妹に言っていただきました。

 

 

母が女学生の時のものなので

80年ほどは経っているのでしょうか。

 

 

書籍代は なんと六拾五銭・・・

 

ページをめくっていくと

 

??? という内容の歌が、、、、

 

作曲者は弘田龍太郎さん

 

作詞者は清水かつらさん

 

 

 

出征した夫のことを想い

毎夜、泣いていたのか

娘さんが

お母さま、泣かずにねんねいたしましょ

 

と慰めています。

 

その先に・・・

 

赤いおふねで父さまの・・・

 

 

赤いお船???

 

そしてその先の歌詞も読んでいくと

 

赤いお船のおみやげは・・・

 

と書かれていて

 

出征された兵隊さんは

赤い船で遠方に行かされたことがわかります。

 

 

赤い船。。。ってどんな船なのですか。

 

 

真っ赤な船、、、ってとても怖いイメージがわきます。

 

 

焚書処分を免れた書籍は

もしかするとわたしたちの知らない史実が隠されているかもしれません。。

 

そんなことを思いながら

ピアノを弾きながら歌っています・。・。・

 

悲しい唱でございます。