マスターインストラクターの谷川明子です。
私は学童で、
先日、小学2年の仲良し女子2人が、
普段は穏やかで、職員も「安心して見ていられる」タイプ。
だからこそ、大人はついこう思います。
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「いつもはそんなことしないのに、どうしたの?」
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周りの大人が話を聞くと、片方の子が涙をこぼしながら、
「だって!!言葉でうまく言えない。
○○ちゃん(相手の名前)みたいに上手く話せないから、
と訴えました。
二人はまったくタイプが違う様子。
言葉で気持ちを伝えるのが得意な子
言葉にする前に気持ちがあふれてしまう子(手が出やすい)
「手が出たのは悪かった。でも、謝れない。」
「今、謝ってほしい。じゃないと、夜寝れなくなっちゃう」
私はここでひとつだけ
『夜、寝れなくなっちゃうんだね…』
とオウム返しをしてみたんです。
するとその子は続けて、言いました。
「仲直りしないまま、明日になったら、
だから寝られない」
もう一人の子の表情がフッと変わりました。
二人にとって、お互いは大事な存在のようでした。
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
本当の理由は“おもちゃ”じゃなかった
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
手が出てしまった子が、ポツリ。
「ほんとは、おもちゃじゃない。
学校で別な嫌なことがあって…でも言えなくて…
○○ちゃんに当たっちゃったと思う…」
普段落ち着いている子ほど、
「がんばる」「我慢する」「いい子でいる」
を積み重ねていることがあります。
そして、その許容量を超えたとき、身近で安心できる相手にだけ“
やがて一人はお手洗いに、一人は本棚の陰に隠れて、
私は少し離れて様子を見守っていました。
2~3分ほど経ったでしょうか。
気づけばまた二人で笑って遊んでいました。
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子どもは“正しさ”よりも“気持ちを受け止めてもらう”
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今回の出来事は、私にとって大切な気づきをくれました。
1) 普段手がかからない子も、心の中ではがんばっている
だからこそ、爆発した時は「SOSのサイン」。
「聞く」の出番です!
2)子ども同士のケンカは、“違いを知る学び”になる
言葉が得意な子
まだ言葉が追いつかない子
どちらも長所と課題を持っている。
そのことを子ども自身が知るチャンス。
3) 成長の鍵は、大人が“正そうとせず聞く”こと
今回、私がしたのは「そっかぁ」「そうなんだって~」
すると2人は思っていることを話し、
子どもは、正しさではなく、気持ちを受け止めてもらうことで、
小さなケンカの裏にある“本当の気持ち”を聴けた時、
最後までお読み下さりありがとうございました。

子育てコーチング協会
マスターインストラクター 谷川明子
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