放課後デイサービス 外出支援(夏休み遠足 はまぎん子ども科学博物館)
7月の最終週 放課後デイでは、遠足に行ってきました
企画を出して、下見に行ったのは2ヶ月ほど前でしたので、コロナは減少していました。2ヶ月の間にこんなに劇的に増加する事は想定外でしたが、今まで、いろんな行事が中止になってきている子ども達やお母さんに「やめる」という事をお伝えできなく、心配ではありましたが、遠足を実施させて頂きました。
3年前に実施したきりですので、ほとんどのお子様は初めてです。普段一緒にすごしているお友達と電車に乗って遊びに行くことは特別な事です。
2週間前の事前学習から始まります。経路や、持ち物、タイムスケジュール、グループ分け、そして、約束ごとや、一人一人の目標などをしおりで確認しました。
電車に乗ることはもちろん、スイカをタッチして改札を通る事も初めてのお子様もいます。社会資源に触れる良い機会となります。そして、一人ではなく、団体行動ですので、協調性も試されます。いろんな体験や学びが詰まっています。
鶴見駅東口の改札に集合して、いざ出発です。お母様から「少し不安のようです」というお話しや、「鼻血が出た」や、顔がこわばっているお子様もいたりと、先生方にも責任と緊張感があり、出発時は、チョット堅い雰囲気でした。
電車の中では「お話しをしない」という約束になっています。みんな、静かに乗っていました。正直びっくりしました。そして小さい子に空いた席を譲り、立っているお兄さん達がいました。車内がすいて来たところでお兄さん達は座っていました。自然とできるそんな行動すごいですよね。
また、ちょろちょろが激しい1年生のお子様をやさしく、手をつないで、リードしているお兄さんがいて、責任感の深さを感じました。(今回は一緒に行動するパートナーが決まっています)
館内では、グループ行動です。フロアー内では、自由に見学や体験はOKです。1番楽しかった場所は3階のアスレチックです。それぞれが、自由に遊んでいました。普段は先生から離れないお子様が、一人でどんどん遊んでいる姿を見れて大きな収穫にもなりました。反面、並んでいる人がいるのに、周囲が見えていないで、列に横入りしてしまうお子様もいて、注意を促す場面もありました。
5階には、カリキュラムで学んだ銀河系の写真が壁に貼ってありました。みんな立ち止まって写真を見上げていました。「学びの再確認」ができた事がとてもよかったと思いました。
昼食は感染対策の一環で外の公園で食べました。「あり」が嫌だという意見も出ていましたが、特に問題なく、お母さんの作ってくれたお弁当をセミの声をBGMにしながら美味しそうに食べていました。
昼食後はもうお帰りの時間です。
館内を上に行ったり、下に行ったりとかなり動いてみんな疲れています。帰りの電車では、
乗車しているお客様も少なく、みんなが座ることができました。疲れ切って、寝てしまったお子様も多かったですが、私には、一人一人の顔に「楽しかった満足感と達成感」が溢れているのを感じ、実施してよかったとあらためて思いました。
鶴見駅の改札で、お母様方がお迎えにきてくださっている姿を見て、やっと肩の荷がおりました。
外出支援は、自立や、社会性を広げる意味で、大切な経験値になります。今後もコロナ禍ではありますが、感染対策を実施しながら、行っていきたいと思います。
発達支援室Kodomo鶴見児童発達管理責任者





