御進級、ご入学おおめでとうございます。
コロナ禍の中、3度目の4月を迎えました。3年前は、翌年にはいままでの日常が戻っていると誰もが思っていましたが、ついに3度目となり、いつの間にかマスク生活が日常となってしまいました。
子ども達の学校生活も行事が削減され、行動制限がある中での不自由な生活となっています。子ども達もまた、その生活が日常となって受け入れて過ごしています。そのような中でも、時は流れていき、積み上がって行く物があります。
子ども達はどんなときも成長しています。頼もしい限りです。
Kodomo教室も、この3月は1年間の締めくくりです。卒所して行ったお子様もいました。ご利用していただいたお子様との別れは、淋しい限りですが、新しい挑戦を決めて巣立ってくれた事の喜びの方が大きいです。離れても「いつまでも見守っています。困った時や悩まれた時はいつでもご連絡ください」という事をお伝えして一つの区切りとさせていただきました。
4月は、新入生を迎え、一つ進級した子ども達と、新しいクラス編成です。
幼児クラスでは、新入生を意識できるお子様もいれば、よくわかっていないお子様もいます。
しかし、その曖昧さが良いのです。すぐに、溶け込む、溶け込まなくても異空間を感じないで進んでいくことができます。その代わりに遠慮無く、おもちゃの取り合いも起きてきますが、そこから多くの事を学んでいきます。
小学生になると、明らかに、進級、新入生を意識できてきます。
新1年生は、最初は幼児クラスとは違う流れにビックリしています。保育園や幼稚園で最上学年だったのが、いきなり、低学年になるので、戸惑うこともあるのは当然です。しかし、一つ進級した、お兄さんお姉さんにとっては、「お世話したい」気持ちや先輩としての模範行動など、やる気全開です。先輩達は、楽しい遊びを知っていますし、一緒に遊ぶ技も心得ています。双方の気持ちが相まって、微笑ましい様子がくり広げられ、曜日ごとのクラスが動き始めました。
令和4年度のスタートです。何をしようか、どんな思い出を残せるか、成長の証をお見せできるか、私たちスタッフも気持ちを引き締めて踏みだしました。1年の終わりに確かな物が残せるように頑張っていきますので、変わらぬご支援ご協力をお願い申しあげます。
3月のカリキュラム総まとめ
公園遊び
幼児クラス「長縄練習」
初めて長縄の練習をしました。蛇のにょろにょろ動きをぴょんとまたぐ、飛び越える、
1回1回向きをかえながら飛び超えていました。連続性はまだ生まれてないです。
その中で、年長クラスは、同じ場所で動かないで飛ぶ事を教えたら、なんと、縄を回して飛ぶ事が出来たのには、先生達が歓声を上げて喜びました。5回、10回、練習する度に上手になりました。新1年生になったお子様達の実力はなかなかだと思っています。
放デイクラス「鬼ごっこ」
いつもは少し離れた広い公園に行っていますが、今回は沢山遊べるように、幼児クラスが行っている近い公園に行きました。どの曜日もみんなで、声を掛け合って「鬼ごっこ」をしていました。走るのが苦手なお子様が鬼になると、「かわってあげる」など、先生から言われないでも自発的に動ける子が沢山いました。外遊びでは、子どもの気持ちが解放されて、普段お友達と交われないお子様も一緒に遊ぶことが出来るので、貴重なカリキュラムです。今年度も数多く入れていきます。
プラ板のキーホルダー制作
Kodomo鶴見東口では、初めての取り組みです。記念品制作になりますので、失敗があっては大変です。プレッシャーがかかる中、縮み具合や焼き上がりの加減が難しいので、何回も焼き方の練習を若い先生が行ってくれました。色鉛筆を使うと、色合いがきれいにでるので、プラ板の裏面をヤスリでこすり、ギザギザにするなどの細かい技も取り入れて準備しました。デザインも沢山用意しました。ポケモンのキャラクター、マリオ、鬼滅、電車、花、動物など、簡単な物から難しいものなど選択肢を多くしました。
幼児さんは、プラ板に書き写しておいた物に、色付けをしてもらいました。丁寧に、はみ出さないでぬれていた年長さんはもちろんのこと、はみ出していても、縮まってしまうので、結果的には、どちらもきれいな仕上がりになりました。好きなキャラクターのキーホルダーができあがりました。
放デイでは、書き写し作業からです。オリジナルデザインをするお子様もいて、想像
性がでてきているのを感じました。思いの他、全員のやる気スイッチ高めでした。
和気藹々の作業の様子は、子ども達の自然な会話、物の貸し借りをする声、呼びかけ、すべてが、この1年間かけてやってきた事「自主性」につながっています。そして、チームワーク、子ども達に知って欲しい事、感じて欲しい事、すべてが集約されていたと思います。
そんな気持ちが入った作品は、出来上がりも見事でした。色合いも美しく、細かくデザイン性が優れている作品が沢山ありました。ブローチやペンダントにしたい物もありました。
全員が世界で一つのキーホルダーに満足し、素晴らしい記念品になりました。
お楽しみ会 「スペシャルパンケーキを食べよう」
ずっと、飲食停止をしています。
蔓延防止が解除になった合間をぬって、久々にみんなでおやつを食べました。
まずはゲームをしました。幼児さんは、お教室に隠されている絵カードをみんなで探して、絵合わせをしてなんの絵になるか当てるゲームをしました。絵を探したくて、我、先にと探す姿がとても可愛かったです。絵カードをあわせていくと、「ドラえもん」や「アンパンマン」「バイキンマン」になり、楽しんでゲームができました。
放デイでは、最初は、ハンカチ落としをしました。
みんなで、輪になって座って、ハンカチを落とされるのを待ちます。以外にみんな、ハンカチを落とされるのを待っていました。そんなに「鬼になりたいの?」と思いましたが、なんでも楽しんでくれるのが、kodomo教室のみんなのいいところです。
ハンカチを落とされると、いそいで立ち上がり、前の鬼を追いかける必死な様子がおもしろかったです。
次に、幼児さん同様、お教室に隠されている言葉カードを探し出し、一つの言葉を完成させるゲームをしました。いろいろ組み替えてみて、みんなで、言葉を推理していました。チームです。
意見を出し合い、推理している時間は、私たちのねらいとしている姿です。いつのまにか、コミュニケーションが成り立っています。積み重ねの大切さをしみじみと感じます。
最後に「パンケーキを食べるよ」というと、「今日は食べれるの??」半信半疑の様子でした。それぐらい、我慢してきたという事ですね。「ほんとに食べるよ」というと「わーい」と歓声をあげていました。
事前に焼いておいたパンケーキに、生クリームとチョコスプレーをトッピングして、チョコレートソースや、パンケーキソースをかけて、とびっきりのパンケーキにして、みんなおいしそうに食べていました。「美味しい」とどの子も口にして、嬉しそうでしたし、未就園のお子様でも食べ終わったら「なくなっちゃった」とかわいらしい言葉が飛び出しました。
私たちスタッフも子ども達の美味しくほおばる顔を見ているだけで、幸せになります。
この週だけ、飲食を解放しましたが、今は感染が増加してきているので、再び飲食停止をしています。また、どこかのタイミングを見てスペシャルデーをもうけたいと考えています。
食育も子どもの療育にはかかせない時間です。偏りのない、広い視野からアプローチをかけて、こどもの心を引き出したいと思っています。
Kodomo鶴見東口児童発達管理責任者








