ハンドベル(第2弾)経験値のなせる技 2月28日~3月5日
昨年のクリスマス会に保護者様に演奏を聴いて頂いてから早くも2ヶ月あまりが過ぎました。
年度末の締めくくりのカリキュラムとして再びハンドベルを持ってきました。
幼児さんは「かえるの歌」を選びました。
使用する音はドからラまでですが、たたく音の数が増えています。
驚く事に、音を目で追っていく動作が身についていました。どの曜日も1回目から上手に演奏できてしまいました。また、自分の音だけでなく、お友達が音を鳴らすのにも注意が行き届くようになっていました。
金曜日クラスでは、目の不自由なお子様がご利用です。彼女はお家で、ハンドベル一人演奏会などを行い、練習をしていました。基点の「ド」の音をまかせて、いよいよ子ども達だけの演奏開始です。タイミングよく音がだせるか?緊張です。
「さんはい」の合図で「ド」が鳴らされると、全員が楽譜を見ながら、(彼女は耳で聞いています)音を鳴らすことができました。音が途切れる事無く「かえるの歌」のメロディーがお教室に流れました。終わった瞬間、先生も子ども達も喜びで大拍手でした。「もっとやりたい」と言ってくれるお子様もいました。一人ではなく、みんなと一緒に演奏できたのがとても嬉しそうでした。
放課後デイのクラスは「星に願いを」の曲を選びました。
音の数が増えている上にシャープが2個も入っています。一人で担当する音の数も増えていますので、難しいと考えていましたが・・・・
学習後にカリキュラムの体制に着席している子ども達の様子が「とてもやる気」に満ち、
お目々がキラキラしていました。「今度の曲は何?」
事前に録音していた模範演奏を聞いてもらうと「この曲知らない」というお子様がほとんどでした。一人だけ、「ピノキオの中の曲です」答えてくれました。
こんなに、曲を知らないとは思っていなかったので、「これは苦戦するかな」と思いました。
それぞれが担当するハンドベルを配って「練習開始です」少しずつ区切って練習しようと考えていました。
出だしは低い「ソ」からです。「さんはい」の合図で始まると、区切るどころか、次から次と子ども達自身が主体となって音が流れていました。どのクラスも1回目から、最後まで止まること無く演奏してしまいました。
「えー、すごいね。どういうこと?」と聞くと
「簡単だよ」「出来るよ」と頼もしい言葉がかえってきました。
昨年末にコツコツ練習した事が自信につながり、初めての曲でも楽譜を追って演奏する力が身についていました。経験がなせる技です。すごいですね。子どもの吸収する力。
与えれば与えるだけ伸びていきます。先生達にたくさん褒められ、優越感たっぷりのこども達の満足げの顔を見ていると、こちらもとても幸せになります。そういう時間の詰み重ねをこれからも大切にしていきたいと思います。
この週はカリキュラムが予定より早く終了し、自由遊びの時間がたっぷりとれて、子ども達にとっては、二重の喜びとなりました。いつもだと、ゴールまでたどりつけない「双六」をやって、全員がゴールできて大満足で遊ぶことが出来たクラスもありました。与えられた時間を有効に使う事ができるようになっているのも成長の証です。
Kodomo鶴見東口児童発達管理責任者




