サンタクロースがkodomo教室に来てくれました。(12月20日~25日)

 

クリスマス週間です。子ども達にとっては一番楽しみなイベントかもしれません。

私たち職員も入念な準備とタイムスケジュールをたてて迎えます。一週間子どもとともに駆け抜けました。そして、今年はさらにサプライズな事を用意しました。

 

幼児クラスは、気持ちの安定をはかるために、通常スタイルの自由遊びから入りました。その後、ハンドベルの最後の練習です。子ども達は、いつもと同じように和気藹々でした。先生達の子ども達に呼びかける声が熱を帯びていました。10分程度しかできないので後は本番に一発勝負です。

気持ちをすぐに切り替えて、おせんべい作りをしました。初めて作るお子様が多く、「何が始まるんだろう」という感じでスタートしました。炊いておいたご飯に好みの味つけ(ごま塩、しょうゆ、カレーの中から1つ選択)をして、ビニール袋に入れて手で軽く潰し形を整えます。ここまでが子ども達の作業です。

 

焼き上がりを待っている間は、クリスマスの絵本(100にんのサンタクロース)を読みました。読み終えると、サンタクロースの登場です。鈴の音がだんだん教室に近づいてきました。扉があくと、「こんにちは!」サンタクロースが現れました。

驚きの顔や、サンタさんに会えて喜ぶ子ども、みるみるうちに顔がゆがんで泣き出す子など反応は様々です。泣いていても、サンタさんからプレゼントはしっかりもらってその後はみんなニコニコ顔に変わりました。

遊んでいるうちに、カレーの香りや、香ばしいおしょうゆの匂いがしてきて、おせんべいの焼き上がりです。

「おいしそうな匂いがするー!」と、子ども達の声がしました。

おやつタイムで、自分で作ったおせんべいとプレゼントの中に入っていた、スナック菓子とアンパンマングミを食べました。食べ慣れない物や初めての物は苦手なお子様が多いですが、今年は半分以上のお子様が自分の作ったおせんべいを食べていたので驚きです。

 

 

サンタさんと記念撮影をして、いよいよハンドベル本番です。いつもより少し早めにお迎え時間をお伝えしておいたお母様達は、子ども達が着席で整列している姿をみてビックリです。「何?」

演奏はなるべく自立です。先生達に頼らないで自分でハンドベルを鳴らす事に挑戦です。11月から毎週10分ぐらいの時間で練習を入れてきました。クラスによっては、未就園児が混じっていますから、大きな冒険です。

 

 

きらきらぼしをえんそうします。きいてください」と、子ども達全員での一斉挨拶です。

色音符で音階になっている楽譜をみながら自分の色の音符がでてきたらハンドベルを鳴らします。

流れにそって音がつながる時もあったり、少し待って音がでてきたりといろいろでした。

しかし、子ども達だけの力ですので「よく頑張りました」の一言です。一応にメロディーがつながっていました。

目の不自由なお子様が入っているクラスがあります。見事自分の耳で聞いて、ジャストのタイミングで音をだしてくれました。練習当初は気持ちが乗らない時もありました。みんなで演奏してお母さんに聞いてもらう事を伝えたら、気持ちが一気に変わり、録音した音を聞いてタイミングを覚えてくれました。「みんなに迷惑をかけられない」と思う気持ちが頑張りにつながったと思います。全員で素晴らしい演奏をしてくれました。

 

 

小学生クラスでは、来てすぐにハンドベルの練習です。

そして、おせんべい作り

「クリスマスになんでおせんべい?」と言っていたお子様もいました。しかし、作業が始まるとみんな一生懸命です。

「おいしくなーれ、おいしくなーれ」の思いでご飯に味付け、ビニール袋に詰め、手のひらや指先で平らに広げていきます。何回も作っている子どももいるので、手慣れていました。

焼き上がる間に、「私は誰でしょう」のゲームを行いました。最後のクイズで

「赤い服を着ていて、赤い帽子をかぶっている人は?」

「サンタクロース」の声が上がると、サンタさん登場です。

「こんにちは」と扉から入ってくると、

「あれー、おかしいな」「先生が一人いない」「わかってるから」とか言いながらも、信じられないけど、ちょっと信じたい、の気持ちが界間見えていました。

 サンタさんと一緒にミニゲームで「伝言ゲーム」を楽しんだり、質問をしたり、プレゼントをもらったりとクリスマスパーティーを楽しみました。

 

 

いよいよ本番のハンドベル演奏です。少し緊張感が伺えました。

事前に子ども達に「ハンドベルの演奏はお母さんやお父さんには秘密だよ」と伝えていました。サプライズです!整列している子ども達を見て、どのお母様方も「ビックリ」している様子でした。

 その中で演奏が始まりました。代表挨拶から子ども達だけでの自立の演奏です。これまでの練習で様々なドラマがあり、各曜日問題を抱えての船出でしたが、音楽がなせる技なのか、チームが一つになり、子ども達同士で助け合い支える姿がたくさん見えました。それと同時に先生が側にいないと出来ないお子様や、不安なお子様が見事課題を克服して自立で演奏出来たことは自信につながる一歩となったと思います。その反面、課題も見えてきた場面もありました。それもまた、今後の支援につなげていきます。

 

 

 開所以来、子ども達の発表を披露するのは初めてでした。練習と本番では、「集中力」「やる気」「見せたい」「緊張感」は力を生み出しますね。いかに、たくさんの本番を経験値として積み上げていくかが重要だと改めて感じました。

 曜日ごとに、一つのクラスとして、1年間かけて育てていくカリキュラムを設定しています。前半では、個々の力を蓄え後半では、クラスの中の自分の動きや、役割責任などを意識できるように考えています。後半もあと残り少ないですが、自信を持って、次に向かっていけるような時間をすごせるように支援していきたいと思います。

 

発達支援室Kodomo鶴見東口教室 児童発達管理責任者