梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎える今日。子ども達は、暑さにも負けず、元気よく来所してくれています。
7月2週目のカリキュラムでは、「暑中見舞い」を作りました。
幼児クラスでは、「絵の具の感触を楽しむこと(ヌルヌル、冷たさ等)」、「指先・手のひらへの刺激」をねらいとし、フィンガーペイントを行いました。手のひら金魚と、金魚の水槽や水の中をイメージして取り組みました。
勢いよく絵の具に手を突っ込む子、恐る恐る指先に絵の具を付けている子等、絵の具の感触や汚れることへの抵抗感は様々でした。絵の具が洗えば落ちることが分かると、抵抗なく触っている子もいました。
また、はがき全体を色で埋め尽くしている子や、全体のバランスを見ながら少しずつドットのように色を塗っている子等、一人一人の想像力や表現力がとても面白かったです。赤と青を混ぜて紫になる様子を楽しむ子、黄色と青を混ぜて緑を作る子もいて、色の変化を感じているようでした。「面白い」「もう一回」と、楽しい様子が伝わってきました。子ども達の小さな手のひらの中にも、大きな声で「あか」と言えたり、「できたよ」と嬉しそうに見せてくれたり、絵の具の感触が苦手だった子が自ら触ろうと手を近づけたりと、成長を感じる場面がたくさんありました。
小学生クラスでは、「身近な素材や野菜を使ったスタンプを楽しむこと」、「断面や形の違い面白さに興味を持つこと」をねらいとして行いました。まず、はがきの裏面に自分の名前や送りたい人の名前を書きました。枠の中に納まるように文字の大きさに気を付けている子、頑張って漢字で書いている子等、「書きたい!」、「この人に送りたい!」と思う気持ちが伝わって来ました。お母様宛やおばあちゃん宛が多かったです。中には、いつも頑張っている自分宛に書いている子もいました。
スタンプ作業になると、野菜が机の上に置いてあることに気付き、「え~!!食べれるの?」と驚いたり、不思議がる姿が伺えました。野菜スタンプは、オクラ、人参、ズッキーニ、小松菜、ピーマンを使用しました。形は、乾燥材のプチプチや粘土の型、ペットボトルのキャップを使用しました。それぞれのスタンプを一つずつ押していく子、スタンプを重ねて幾何学模様のように工夫している子、色の重なりに面白さを見出しまるでピカソのような芸術的な作品になった子等、感性や個性がとても活かされていました。
また作業中に、スタンプの列に並ぶこと、順番を待つこと、使ったものを元に戻すことなど、友達に注意をする姿等、規律を守ること、友達への思いやりの姿がとても嬉しく思いました。
幼児クラス、小学生クラス共に、大切な世界に一つだけの暑中見舞いになりました。
ご自宅、おばあちゃんのところに届く日を楽しみにしていてください!
発達支援室kodomo鶴見東口教室 保育士





