学校や園生活に少しずつ慣れてきた頃でしょうか。小学生たちは、5時間授業や6時間授業に疲れを感じつつも、教室には元気いっぱいに来所してくれています。幼児クラスでも、教室や友達、先生の雰囲気に慣れて来て、こんにちは!と元気よく挨拶ができるようになってきました。

 

5月のカリキュラムで交通安全を行いました。

幼児クラスでは、交通ルールの確認と理解することを目標に、「右左の確認」と、「音当てゲーム」、教室を道路に見立てて「横断歩道を渡る練習」を行いました。

左右の確認は、旗揚げゲームを用いて、「右あげて!左あげて!」と楽しく理解を促しました。先生の掛け声を聞くこと、模倣することの練習にもなりました。

音当てゲームでは、信号機音や、踏切音、救急車や消防車のサイレン音を聴き分けました。街の中で聞こえてくる音への理解は、正確でした。子ども達の手をあげて一生懸命に答えようとする姿から積極性も感じられました。

最後に、横断歩道を渡る練習を一人ずつ行いました。①横断歩道では、止まる。(きをつけ)②信号の色の確認(赤は止まれ、青は進む)③手をあげて歩いて渡ることがポイントでした。交通ルールに関しては、良く理解できていました。園や日頃の生活で身についているものかと思います。一方で、横断歩道を一人で渡ることへの緊張や不安が感じられました。先生と一緒に渡ったり、横断歩道までは、先生と一緒に行き、確認ポイントは自分で行えるよう、側で見守ったりして全員が横断歩道を渡ることができました。緊張や不安を感じていた子も、自分の順番を終える頃には、「にこっ」と表情も柔らかくなっていました。

「確認できた!」「渡れた!」「順番を待つことができた!」等、一つ一つのできた!を積み重ねて自信へと結び付けていきたいと思っています。

 

 

 

 

小学生クラスでは、交通ルールの確認と理解することに加えて、教室近くのスーパーまで歩き、買い物学習も加えました。交通安全での話では、確認すること、気を付けることを問いかけました。今までの交通安全で学んだことや、日常生活で既に行っていることもあり、みんな積極的に手をあげて答えてくれました。中には、「付け足しがあります」や「話したいことがあります」と前置きをしてから発表してくれる子もいました。スーパーまでの道中は、信号機のない横断歩道があったり、歩道が狭かったりと気を付けるポインがいくつもありました。先頭になったリーダーの子が、大きな声で「車来てるよ!」と教えてくれたり、必ず立ち止まり確認することをお手本となってくれました。リーダーを任された責任感や正義感を感じているようでした。一番後ろの子は、見守りリーダーとして、一列で歩くことに気を付けてくれました。

全員が交通ルールに気を付けながら、スーパーまでの道のりを往復することができました。

買い物学習では、一人110円以内でおやつを買いました。スーパーでは、他のお客さんもいるため、静かに選ぶこと、自分で選ぶこと、レジまで財布のチャックは開けないことを約束し、買い物をスタートしました。普段は、お母さんやお父さんが行っている支払いも自分たちで行いました。110円で2つのおやつを買う「買い物上手さん」や、大きなお菓子を見つける「見つけ上手さん」がたくさんいました。迷っている子もいましたが、みんな支払いを済ませ先生のところに戻ってくると、自分で買えた嬉しさや、早くおやつを食べたいワクワクした気持ちを感じているようでした。半年前にも買い物学習を行いましたが、その時、お金を支払うときは先生と一緒だった子が、今回は自分一人で列に並び、店員さんとやり取りをする姿を見ていると、逞しさや自立への一歩だと成長をしみじみと感じました。購入したおやつは教室に戻ってきて、和気あいあいと頂きました。子ども達のきりっとした真剣な表情や、嬉しそうにニコニコした笑顔を、引き出していきたいと思っています。

 

 

 

 

Kodomo鶴見東口教室 保育士