肺炎球菌ワクチンは生後2か月から受けられるワクチンです。 計4回接種をしていきます。 肺炎球菌は字のごとく、肺炎を引き起こすことがあります。 最悪、血液に乗れば髄膜炎なども併発していきます。 正常な方でも鼻腔や咽頭(ノド)などを調べると50~60%の人にいると言われています。 ただ菌がいるだけでは問題はありません。 保菌ということですが、何らかの引き金で活動が活発になると症状が出てきます。 菌がいて肺炎を起こせば、第1容疑者は肺炎球菌として考えて抗生剤を使って治療をしていく訳です。 肺炎球菌ワクチンはその菌に対する抗体(免疫)を強めるために接種していきます。 そうすれば重症化は防げると言われています。 確かにワクチンが今のように定期でなかった時代には毎年50~100人程度のお子さんが亡くなっていたと思います。 今はほぼゼロに近い数字になってきました。 防げることができる病気があれば、なるべくワクチン接種をして罹らないようにしてあげましょう。

こども元気! 健診ワクチンセンター