【報告】茨木市障がい児・者 保護者向け防災シンポジウム | 子どもを守る目@関西のブログ

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「学ぶ会」「セミナー」「お茶会」などを通して、
子育てについて語り合い、学び合い、出会いや繋がりを作っています。


テーマ:

あかね空 (茨木市 発達障がいの子どもの将来を描く親の会)主催のシンポジウム。

おかげさまで満席でした。


茨木市で「障がい児」の防災に関わる主だった部署は、

 

危機管理課

障害福祉課
こども政策課

教育委員会

人権・男女共生課

 

ですが、今まで課をまたいで障がい児の防災計画について考える機会がなかったので、
「みんなで考えようウインク」ということになり、今回の開催に至りました。

 

 

茨木市の良いところは、
同じ茨木市に関わる人同士が同じ目線で話が出来ることです。

茨木市を良くしていくために、一人ひとりがプレーヤーとして、
上下や縦割り、組織の壁がなく、「みんなでやろう!!」という風土があることです。

今回もお声をかけさせていただいたら、
各課から職員さんが来てくださいました。
茨木市社会福祉協議会さんも企画段階から協力してくださいましたラブラブ

もちろん、この方からのメッセージもドキドキ

外せない予定があって来れなかったので、お気持ちだけでも届けてくださいました。

 

まずは、先進自治体の事例を学ぶため、
社会福祉法人つながり
・高槻市民間社会福祉連絡会 あんしんねっとあゆむ推進委員長

・一般社団法人 ひとまちみらい 高槻
など、数々の団体に携わっていらっしゃる今井司さんのお話から。

 

東日本大震災の時に、障がいのある方に実際に起こったこと。

 

クリップ視覚障がい者にとって、避難所の張り紙は何の情報も伝えることが出来なかった。

クリップ聴覚障がい者が「無口な人」と思われたまま、体調の悪化を伝えることが出来ずになくなった。
クリップ身体障がい者にとって、段を登らなければならない仮設トイレの使用は困難。

クリップ精神障がいや、知的障がいのある人が避難所から追われる。

クリップ幻聴や緊張によって避難所に居続けるのが難しい(薬の不足)。

クリップ見た目には分かりにくい障がいがある人は必要な情報が得られず、自宅に戻らざるをえなかった。

クリップ「大声を出す子どもの口をガムテープでふさごうと思った」という保護者の声。

 

高槻市では、そういうことが起こらないように、

普段から障がい者も一緒に避難訓練を行い、

相互理解を深めています。

 

「当事者の参画と官民連携による、すべての人々に優しい社会の実現が不可欠。

支え合う事が出来る社会へ」

内容がどれも濃く、ここでは書ききれないので、
次回、今井さんの講座を開く時にはぜひ足をお運びくださいニコニコ

 

続いて茨木市危機管理課 多田明世さんより、「茨木市の現状」クローバー

 

茨木市の地域特性や、過去に茨木市で起こった災害、

今後、想定される災害とその対策について教えていただきました。

防災は地域単位で行うことが大切ですが、

意外だったのが、

 

・忍頂寺小学校区(一部をのぞく)

・豊川小学校区

・天王小学校区

・庄栄小学校区

 

これらの地区には、自主防災組織がない、とのお話でした。

もちろん、今後、組織出来るように動いているそうです。

 

子ども・家庭支援をしていても、常々感じていることですが、

「公助で出来ることには限界がある」。

だからこそ、市民で出来ることは市民でやっていかないと、

「誰かやってよ!!」という気持ちでは、

大切なものを守れない…と改めて感じました。

 

該当地域の市民さんからも、

「出来ることはやります。協力してやっていきましょう」という声をいただきました。

 

続いて、事前にいただいていた質問を会場全体で共有させていただきました。

 

クローバー避難所は公的施設だけではなく、民間施設を開放していただけるよう働きかけをお願いしますクローバー

 

クローバー現在のシステムでは一次避難所で過ごすのが困難な方をピックアップして、二次避難所へ移動するとお聞きしています。

一次避難所でピックアップしてもらえる時まで過ごすのがそもそも難しいので、障がい者用の一次避難所をできるだけ多く確保してもらいたいですクローバー

 

クローバー日中に震災が発生した場合、支援学校は自宅から遠くて子どもを連れて帰るのは非常に困難です。

生徒とその家族がそのまま避難所として過ごせるように市の方からもお願いしてもらいたいですクローバー

 

避難をする時にはまず、「一次避難所」(小・中学校など)に避難をして、

その後に支援の必要な方は「福祉避難所」へと移動します。

 

しかし、茨木には福祉避難所が市内に9カ所しかないので、
遠かったり、収容人数に限界があります。

 

「一次避難所の中に、要支援の方が過ごせる部屋を設けることが出来ないか」

「特別支援学校は大阪府の管轄なので、防災についても連携を取れないか」

 

今後、改善の余地がありそうです。

 

クローバー震災時に腕章などで「要支援者」ということが一般の人に分かるものがほしいです。

配給の時、子どもたちは並べない。

事前に手続きをしていても、途中で入ってきたと怒る人がいることが予想されます。

腕章をつけていることで、支援者も要支援者を見つけやすくなりますクローバー

 

配慮が必要な方には、どのような配慮が必要かすぐにわかる、

ベストやタオルを配っている自治体があるそうです。

茨木市でもそういうツールが作れそうです。

 

クローバー過去の震災の時に障がい者に起こりやすい問題は何だったのか、またどんな対策が取られたのかという事例が知りたいです。

当事者側、行政側で各々、日頃から備えておきたいことは何でしたかクローバー

 

東日本大震災をうけて、

一般社団法人日本自閉症協会がつくられた防災ハンドブックより。

 

安心できる居場所と、障がいへの理解が重要だったようです。
 

そこで、この問題に取り組んでくださっている、

読売新聞東京本社 社会保障部 辻阪光平 さんに聞いてみました。

 

2016年9月16日 辻阪さんの書かれた記事。

災害弱者の孤立化 防ぐには

 

「行政からの支援頼みには限界があるので、

日頃から住人同士のつながりを作り、

『迷惑をかけてはいけない』ではなく、助けを求めても良い関係づくりをしておく。

そして精神的に参ってしまわないように、不安を吐き出せる場所を設ける」

 

その他にも沢山教えていただきました。

クローバー防災ハンドブックは現在も配布されていますが、障がい者と家族に特化した内容の物を作成、配布していただきたいです。

それぞれ特性も違い、必ず親族と避難できるとは限らないのでハンドブックに個人のサポートブックの項目を書き入れて避難セットに保管。

親が亡くなることも想定して市でも保管していただきたいですクローバー

 

茨木市防災ハンドブック

 

実はこちらのハンドブック、
今現在在庫がなくて、12月末までには増刷される予定です。

個人のサポートブックについては、高槻市さんの事例紹介もしていただきましたが、
茨木市では取り組みがまだ進んでいないので、改善できそうです。

 

そして、障がい児に特化した内容のものは、
「ハンドブック」とまではいかなくても、

当事者の目線を盛り込んだリーフレットはすぐに作れそうです。

 

クローバー被災地の行政は十分機能しない可能性があるので、

近隣地域と相互に支援し合える仕組み作りをしてほしいです。

隣の地域が甚大な被害を受けた時、行政の枠を超えて障がい者、高齢者、乳幼児など、それぞれの専門のサポートがあればかなり心強いですクローバー

 

「三島地区」(島本・高槻・茨木・摂津・吹田)では連携が取れているけれど、
「豊能地区」(豊中・池田・箕面・豊能・能勢)とはまだなので、

行政区域を越えた連携がどこまで取れるかはわからないけれど、
一緒に考えていけるといいな…という段階です。

 

また、会場から、

 

「地域に普段いて、体力もあるのは中学生。

中学生をもっと防災に巻き込んでいきましょう音譜

 

というアドバイスをいただき、なるほど!!と思いました。

 

様々な話題が飛び交い、2時間という区切りがある中で、

まだまだ議論しきれていない話題もありましたが、

第2弾に持越しということにニコ

 

人と人との繋がりが最大の防災だということがわかりました。

理屈よりも行動で、

出来る人が、出来ることから始めますニコ

 

最後に「あかね空」さんから、

2021年3月1日にオープン予定の施設についてお話いただきましたドキドキ

みんなが集まる、安心して暮らせる場所を茨木市につくりたい!!

その思いから、「あかね空」の活動は始まっています。


「誰かやってよあせる」ではなく「やります!!


行動を起こす人がいたら、官民共同でみんなで応援する音譜

 

そんな茨木市の風土を感じることが出来たシンポジウムでした虹

 

参加してくださったみなさま、ありがとうございましたm(__)m

 

子どもを守る目@関西

親学の一歩・いばらき

辻 由起子

 

 

 

 

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