あいさつは人としての基本! | 日米教育エキスパート岩永ルミの「子育てってオモシロイ!」

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JERC日米教育サポートセンターの岩永ルミが不定期に綴るブログ

 「あいさつ」は、人としての基本ですから、子どもが幼少のころから躾けてください。あいさつがきちんと出来ることで、生活面においても学習面においても、よい影響がでてきます。

①“あいさつ”をしっかり躾ましょう!
 一日の始まりである朝のあいさつは大切ですね。親は子どもに「おはよう!」、子どもは親に
「おはようございます!」と言います。そして知っている人に会ったら「こんには!」「さようなら」が言えるようにします。異文化の国アメリカには、3つの魔法の言葉があります。「Thank you」、「Please」、「Excuse me」は、どのような家庭でも親が教える言葉で、「Good Morning」などのあいさつの言葉と共に躾けられています。人間の基本である”あいさつ”は、先ず親がよいお手本を示しましょう。

②人への想いやりや感謝の心を育てる
自分が他人からされて嫌だと思ったことは、人にはしない。自分が他人からされて、嬉しかったと思ったことは人にしてあげる。他人から言われて嫌だな、と思ったことは他人には言わない、これらの”心”は幼少期から家庭で育むものです。また感謝の心をもつことも、同時に教えていきましょう。家族の間でも「ありがとう」のことばが使われていると、例えば、他の人からプレゼントをいただいたときや、お世話になったときにも自然に「ありがとうございます」が言えますね。
兄弟姉妹や友達とおもちゃを取り合ったとき、どちらかが「どうぞ、先に使っていいよ」と言ってくれたならば、必ず「ありがとう!」と言えるように導きましょう。
 
③ あと片付けが最後まできちんとできる子は、勉強もできる!
出して遊んだおもちゃや読んだ本は、必ず元に戻す。始めた事は、最後までやり通す。このようなよい習慣が付いている子どもは、やはり学校の成績もよいですね。「達成感」を味わっているからです。勉強は自分が達成感を味わったとき、次への挑戦に対する”意欲”が湧いてきます。再度、達成感を味わいたいからです。例えば、子どもが絵を描いている途中で他の遊びに移ろうとしたとき、「最後まで描いてしまおうね」と言って、お母さんが傍で見ていてあげましょう。そして完成したとき「よく頑張ったね。上手に描けたよ!」と褒めてあげることが大切ですね。

④ 家事手伝いをさせる
子どもは、お母さんのお手伝いをすることが大好きです。年齢にもよりますが、洗濯物をたたむ、テーブルを拭く、食事の際には箸などを並べる等々、簡単なことから子どもに依頼してみましょう。
5,6歳になると、クッキー作りやハンバーグのタネを丸めたりする仕事も手伝えるようになります。たいへん喜びますよ。これも達成感を味わえるよい体験です。それに加え、”手”を使うことにより、脳によい刺激が与えられますから、家の仕事はどんどん手伝ってもらいましょう。

子どもを育てるとき、他人に任せるのではなく、できるだけ自分の手で育てる!このことを忘れないで下さい。子どもが成長したとき、親が自分と共に歩んでくれたかどうかをしっかり覚えていますよ。
そして一番大切なこと、父親と母親は同じ教育方針を基に、毅然たる態度で子どもに向き会うことです。