海外でお会いした企業戦士(3) | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

先月に引き続き私が海外でお会いした世界を渡り歩いて仕事をされている企業戦士の方からお聞きした話をさせていただきたいと思います。

 

 

おふたり目は中東のある場所でプラント建設に携わっていた方である。

 

 

国名など詳しい場所は企業秘密ということで教えていただけなかった。

 

その方とお話しするようになったのは、建設現場の駐車場で車を止めた後に少し変わった行動を取られていたのに私が興味を持ち話しかけたところから始まりました。

 

 

その行動とは、いつも出勤されて駐車場に車を止めた後、ボンネットを開けて何かごそごそといじって、再びボンネットを閉めてから現場事務所に向かわれ、退社時も出勤時と同様の行動を取られてから車を発進させていたことです。

 

 

不思議に思って何をされているのか直接その方にお聞きしたところ、その方が運転されている車はバッテリーの配線をつないだままにすると、すぐバッテリーがあがってしまうので、駐車しているときはバッテリーの配線をはずし、発進するときにまた配線を元に戻すのだとおっしゃられていた。

 

 

その方の乗っていた車は古い型(19601970年代)のBMWで、この方はBMWが好きで前の任地の中東でも同じ型の車に乗られていたそうだ。

 

 

駐車中にバッテリーの配線を外すのは厳しい暑さに見舞われる中東にいたときの経験で同じことをされていたとのことです。

 

私がその方にお会いした場所は中東ほどではないが夏の暑さが厳しいテキサス州ヒューストンで、中東での経験を生かして同じことをされているとのことでした。

 

 

なぜ、こんな面倒なことをしてまで古いBMWに乗られているのかとお聞きしたところ、その方はBMWが好きなのだが、ご存知のとおりBMWは高価な車(特に新しい型は)であり、あちこちに転勤されるこの方にとっては任地ごとに新車のBMWを購入するのは経済的に困難なため、こういう不便さを承知の上で比較的安価な古い型のBMWを任地、任地で購入して乗られているのだそうだ。

 

少し本題から外れるが、私はドイツの車全般が頑丈で故障しにくいと思っていたが、その方にお聞きすると故障しにくく信頼性のあるドイツ車とはベンツのことを指しているそうです。

 

 

同じドイツ車でもBMWは故障も多く部品の信頼性もベンツほどよくないそうです。

(ただ、BMWの名誉のために付け加えると、最近のBMWはこれらの問題について改善著しいものがあるそうです)

 

古いBMWのこういう事情もあり、先のようにバッテリーの配線をつないだり、外したりしていたことに納得しました。

 

そんな話をしているうちに、お互いの身の上話などをさせていただくようになりました。

 

今回はこのあたりにして、続きは次回に譲りたいと思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。