今月から福岡銀行が運営する情報サイト「mymo(マイモ)」のお金に関するコラムを担当させてもらっています。
今回は、老後へ向けて準備することなどについて書かせてもらいました。
「医療や介護のリスクに対して生命保険等で備えようと考える人が多いですが、ファイナンシャルプランナーの視点からすると、それは間違い!」
(記事を一部抜粋)
興味のある方は是非お読みください。
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最近は美味しい地鶏も食べる事ができ、お持ち帰りのお土産もあります。お会計の時、家族に買って帰った事は言うまでもありません(^^)
厚労省が4/10に公表した「将来推計人口」によると、現在約1億2,700万人いる日本の人口は、2053年に1億人を割れると予想されています。
更に2065年には、9,000万人も割って8,800万人まで減少するとか・・・
(国連による2005~2010年の人口増加率、単位%)
色んな意味で日本の将来が不安ですね(汗)
一方、世界に目を向けてみると、人口は毎年確実に増えています。
その数ナント約8,000万人!ヽ(*'0'*)ツ
ドイツ一国分の人口が増え続けているのです。
世界の経済成長率は約3%、日本は約1%・・・
頑張れ日本!
私たちに出来る事は、資産防衛のために外貨を持つ事・・・も大切ですが、日本の為に頑張って働きましょう(^_^;)
今回は、年金を65歳より 早く受け取る「繰り上げ受給」について解説します。
年金を65歳より早くもらえば、遅くもらう場合とは逆に受給額は減額されます。1ヶ月早めるごとに【0.5%】減額。
最大5年(60歳まで)早めることが可能で、受給額はトータル【30%】も減額されます。
では30%減額された年金を60歳から受給した人は、65歳からもらった人と金額が同じになる損益分岐点は何歳でしょうか。
計算すると「77歳」でした!
う~ん微妙な年齢ですね。それ以上生きている可能性の方が高いけど、年金は早く欲しい・・・
では実際に繰り上げ受給、繰り下げ受給をしているひとはどれくらいかというと・・・
繰り上げ受給者数:全体の37%
繰り下げ受給者数:全体の1%
(厚労省・年金概況2015より)
実際には、早くもらいたいという人の方が多いようですね(^^)
では最後に、「繰り下げ受給」と「繰り上げ受給」をもう一度まとめると、
「繰り下げ受給」
65歳からの受給開始を遅らせる制度。
5年間遅らせると受取額が【42%増】
損益分岐点は「82歳」
「繰り上げ受給」
65歳からの受給開始を早める制度。
5年間早めると受取額は【30%減】
損益分岐点は「77歳」
82歳より長生きするぞ!という方は、「繰り下げ受給」で年金額を増やすことをお薦めします。
私は・・・60歳になってから考えようと思います(^_^;)
皆さんは、年金の繰り下げ受給という制度をご存知ですか?
年金は、原則 65歳から受け取るのが一般的です。この65歳の受け取り開始年齢を繰り下げる(遅らせて受給する)制度があるんです。
国民年金・厚生年金のいずれも支給開始を1ヶ月遅らせるごとに、支給額が【0,7%】増額されます。
例えば、1年間受け取る年齢を繰り下げて66歳から年金を受け取った場合、受け取る金額は・・・
0.7%(1ヶ月)×12ヶ月 =【8.4%】
も増えます!そしてその増額された年金を一生涯受け取ることが出来るんです(^^)
繰り下げ受給は、最長5年分(70歳)までです。70歳まで繰り下げた場合はナント【42%】も年金額がアップします!
その増額された年金が一生涯もらえるので、かなりお得・・・のような気もしますが、70歳まで年金がもらえないのはちょっと損・・・のような気もしますね。
そこで損益分岐点は何歳か計算したところ、「82歳」以上長生きをすれば得をすることが分かりました!
夫婦の受取平均額月20万円の場合、70歳からの繰り下げ受給で「42%増」になった人と、65歳からもらい始めた人の受取額を85歳の時点で比較すると、70歳からもらった人の方が「310万円」も多くなります。
日本人の65歳の平均余命は、男性約85歳、女性約89歳です。ということは82歳以上生きて得する人が多くなるということですね。
では具体的にどうすれば良いか、手続きの方法は意外と簡単です。
年金は、請求しないともらえません。という事は、繰り下げ受給をしたい場合は、請求手続きをせず、受け取りたい時期まで請求をしなければいいだけです。
今回は、繰り下げ受給の解説をしましたが、次回は逆に65歳より早く受け取る「繰り上げ受給」について解説します。























