男十三夜@川崎大島劇場。
大衆ハイスクールのCM。
ウスコーチ「大衆演劇なんて誰でも観れる。騙されたと思って劇場に来んさい、カンサイ」
バヤシ「ならば、大衆演劇、いつ観るか」
「ひまでしょ?」
「どうせ暇なんでしょ?」byカムイ。
そんな、クッキー缶に付いてるプチプチ潰すようなこと言わんといて。
ヒマナンデスっていうと、まるで昼の情報番組みたいですけど。
カムイのヒマナンデス。大衆演劇の情報ブログなんです。
カムイって誰やねん。全国区でもないし、かと言って局所的にバズってるわけでもないし。
細かすぎてわかりにくいネタだよ。寿司ネタに例えると、イクラより粒が小さくてプチプチしてるアレみたいな。とびっこ?
とびっこってなんのタマゴなの?
あと、ふにゃふにゃしたキクラゲみたいな黒っぽい貝みたいなやつ。別に頼んでもないのに、スーパーの寿司の中に紛れて入ってくるアレ。
謎ネタですよね。みょうがみたいな赤っぽいふにゃふにゃした貝みたいなやつもありますよね。
回転寿司で一番美味しいネタはマヨコーンらしいです。それって寿司である意味あるんですか?
カムイはマヨコーンですか?
というわけで、行って来ましたよ。東十条、ではなくて川崎。
逆方向じゃないですか?江坂行こうとしたら住之江に行くみたいな感覚ですよ。
江坂も住之江も敢えて行く場所ちゃいますよ。
川崎大島劇場、川崎駅から地味に離れている劇場です。バスに乗れば10分弱ですが、歩いたら30分くらいかかります。
なんだかんだで今年初の川崎大島劇場ですよね。もう、彼岸ですよ、ヒガンデス。
このままだと今月も川崎に行かずじまいになりそうだったんで、なんとか行ってきました。演目とか休演日とか分からずに、とりあえず祝日だし、やってるだろうと思って。
川崎大島劇場はほとんど情報発信してないので、やってるのかもよくわからない劇場なんですね。まさに、昭和ストロングスタイルの劇場なんです。
あの三吉演芸場でさえ細々と発信してるというのに。商売っ気がゼロなんですね。
宣伝も劇団任せが大衆演劇ですから。結局はファン任せになりがちという。ファンなんて自分さえ良ければそれでいいんだから、ファンの口コミほど当てにならないものはないと思うけど。
ネットでバズりやすいネタだったら口コミもアリだと思うけど、マヨコーンですから。マヨコーンじゃバズりませんよ。流石に。
今月は劇団絆ですね。座長は錦蓮。初乗りですね。たしか、初乗り。
川崎大島劇場は昭和の大衆演劇のにおいがする劇場なんです。なんか、落ち着くんですよね。東京周辺だとここくらいですよ。川崎市指定の文化財にしてもいいんじゃないですか?
文化財にしたところでマヨコーンですけどね。オワコーンではないですよ。マヨコーンです。
通りすがりのひとが迷い込んでくれたらいいんですけどね。家系ラーメンみたいに。
確かに家系ラーメンには謎の吸引力がありますね。マヨコーンよりも家系ラーメンを目指した方が良さそうです。
家系ラーメンとひと口に言っても…
家系ラーメンについて語り出すと大衆演劇からどんどん軌道が外れていくので、やめておきます。
でも、スシローやくら寿司で一番美味しいのはたぶん、マヨコーンです。次に美味しいのはガリですからね。これはマジです。
回転寿司のネタなんて、例えばマグロがアカエイだったり、エンガワが深海魚だったり、似て非なるものですから。マヨコーンなら間違いないですからね。あとはかっぱ巻きとか。
劇団絆は座員が5人くらいですね。木馬館などでは観れないですよ。むしろ、こういうのが大衆演劇と言った感じがしていいんですよね。
芝居は昼夜替えで、夜が男十三夜。
十三ですか。イジリーじゃないですか。
京未来の十三歳の誕生日公演は十三にあった、今はなき木川劇場ですからね。
たぶん、イジリーの十三ではないと思います。発音が違いますからね。
大阪と東京では発音が違うんですね。イギリス英語とアメリカ英語みたいな。フットボールとサッカーみたいな。サブウェイとメトロとチューブみたいな。
ジュウサンは大阪でもジュウサンですよ。地名ですから。三田は東京ではミタ、大阪ではサンダですけど。地名ですから。
イジリー木川のことはどうでもいいです。アレもマヨコーンですから。
男十三夜はまあ、ありきたりの芝居でした。大衆演劇の王道パターンの筋書きですね。なので、書きません。座長が主役と見せかけて、若手の座長の息子っぽいひとが主役でしたね。悪役が花形でした。ちょっと武弥案件の花形ですね。
※十三夜というタイトルでお察しの通り、切ない話です。
千秋楽の「芸者の誠」の方が良かった。
誰が芸者役をやるんですか?あの3人の誰かですよね。座長か花形か座長の息子っぽいひとか。
名前ど忘れしました。大衆演劇とは基本的に上書き保存の世界ですから。芝居の内容も役者の名前も上書きされていくんです。ぼーっとしてると、結局何も残らないのが大衆演劇の妙ですからね。
とりあえず、名前を覚えてもらうことから始めるのが大衆演劇だったりします。
座長は少し、シホー友也っぽいような雰囲気でした。なんとなく。
歌も披露してました。歌詞飛んでたけど。
こちらが花形。武弥案件ですね。
左が芝居で主役を演じた、座長の息子らしきひと。まだ若いんじゃないですか?たぶん、10代だと思います。
座長の女形。
関西中心に回っている劇団、関東で観れるのはレアということで観に来ました。
座長も声がいいし、うちの母も好むタイプの役者だと思いました。まあ、実際見せてみないことには何とも言えないけど。
白富士一馬とか好きでしたからね。もう、関東のコースでは回らなくなって久しいですけど。最近だと双竜英二郎とかいいと言ってたので、あの辺りがツボみたいですね。
関東も劇団菊とか劇団新とかもう少し踏ん張ってくれたらと思うのですが、いかんせん公演先がないのでそれも叶わず。
キサキ劇団と鈴丸くらいかな。比較的小規模で公演続けているのは。風見涼太郎も合流したし。
なので、少ない人数で舞台を回していくスタイルの大衆演劇を観れる機会が関東ではなかなかないので、川崎大島劇場の存在はありがたいと言うか、貴重なんですね。
まあ、劇団美山も恋川純もそこまで人数多くないんだけどね。人数少なくてもトップ劇団になることは可能だと思います。多ければいいというわけではないです。多いに越したことはないかも知れないけど。裏方とか、特に荷物の際は。
やっぱり大島劇場の雰囲気はいいですね。足を伸ばして観劇できるのも大島劇場ならではだと思います。
来月は葵好太郎でしたね。舞姫なら悪くはないですね。盛り上がると思います。
ちなみに火曜と水曜は休演日でした。危なかった。昨日行っておいて良かったです。昼間ならばともかく、夜だったらリカバリーできないからね。三吉演芸場に行くにしても移動に1時間はかかりますし。そうなると、ゆいるかかまぶろ温泉に行くしかないです。観劇がサウナにドロンします。