シミュレーションによる予想 part4
前回からだいぶ離れたが、続きを、というか自分も何を書いたか覚えていなry
一応前3回までのリンクをはっつけておくとして、確率を面と点で見てみるということですな。
前回は一般的な設定判別ツールは点で捉えたもので、それで出てくる各設定での%はその設定である可能性というよりは、他の設定と比較して何倍起こりやすい、起こりにくいかを見るものであるという解釈で終わった。
次は面で見るということは何なのかということなんだけど、ちょっと寄り道をしてそれに関連したことを別の視点からいくつか見ていこうと思う。
例えば、
「これ99%設定6だよ」
という話があったとしよう。別に良く聞く話かどうかはわからないが、別に変な話ではない。
ただ、よーーく考えてみると、99%という根拠はどこから出てくるのかが問題だ。
仮にエヴァ4を1000G回して、ちょうど設定6の数値だったとしても、
「99%で設定6だ」
と言っても大抵の人は半信半疑だろう。設定6の可能性が一番高いことは認められるだろうけど。
確率的に99%で設定6であることを示そうと思ったら、設定1~5の確率が「99%無い」、ということを証明する必要がある。
ちょっとわかりにくいかもしれないから、すこし具体例を出してみる。
エヴァ4で設定1or6のイベントがあったとしよう。
もしこのとき、通常時小役合算のみで99%で設定6、あるいは設定1であるというために何ゲーム回す必要があるか、わかりますか?
興味がありますか?そうでしょうそうでしょう(誘導尋問
答えは、
約5300Gです。
5300G回した時の統計グラフはというと、
左側が設定1の描く曲線で右側が設定6。横軸は小役の回数。真ん中に黒い棒が立ってるけど、決して僕のちry
・・・・
ちょうど99%の境目が棒の位置。
で、この位置の小役の回数はというと831回。
つまり、設定1の場合5300G回すと、小役合算が831回以内になる確率は99%。
そして、設定6の場合5300G回すと、小役合算が831回以上になる確率は99%。
どちらなのかわからない領域が1%しかないので、このことから5300G回せば、99%の確率で設定1か6かの区別はつけられる、ということになる。
ちなみに、全設定を含めて設定6が99%そうだっていうには、どれくらいかかるだろうか。
具体的には設定5と6を分離すればいいのだけど、それが99%で分離できるゲーム数はというと・・・・、
およそ11万Gくらいです。
サイボーグ009が加速装置使っても1日じゃ無理でしょう(笑
通常小役のみしか対象にしていないけど6段階設定で設定6の確率を99%ということの難しさはなんとなくわかってもらえたかと思う。
ただ、この話は実践的じゃない。99%の精度を求めていたら、低設定のほうがおおいわけだから、爆死しちゃいます。
なので、精度を落として、その分早く見極められるように工夫しなくてはいけない。
そこで、設定1or6を想定した場合、90%と80%の確率で区別のできるゲーム数と小役回数を見てみると、
90%の場合は約1500Gで小役が約235回、235回以下で設定1、以上で設定6
80%の場合は約700Gで小役が約110回、110回以下で設定1、以上で設定6
・・・・まぢか?(爆
自分で計算しときながら、半信半疑なのは内緒だ(超爆
「約」とつけてるのは、若干大雑把に見ているのと、完璧に区分けするのは整数を扱う以上無理なので、あくまで大体の目安と思ってほしい。
それと、これはあくまで設定1or6でしか通用しない。中間設定がまじるといろいろと狂うわけだが、上の例でいうと、例えば90%の場合を見て、小役回数が235以下だった場合は、もし設定6を打っていると仮定したら10回に1回(10%)しか起きないような小役の少なささ、であるということは言える。
設定4、5の可能性を考慮するならまだ何とも言えないが、設定6だけを見据えるなら、10回に1回しか起きないことが起きている・・・設定6の可能性は低いか・・・・?・・・・・やめよう。
という判断もできなくはない。
こういうグラフ的な判断は、設定判別ツール(点で捉える方法)では難しいと思う。
じゃあ面積で捉える今回のほうが優秀なのか、というと、弱点はあるわけで・・・。
次はとりあえず理解しておかないといけない弱点の部分について、少々触れる予定としゃれこんで、今回はここで終わることにする。
