​息子(中高一貫校に通学する、高1)とその母の、家庭学習記録です。
学校と同じスピードなので、公立より1年ほど先取りしています。

 
◎小3 9月
夏休み前のグノーブルの入室テストの結果は、国語が90点前後、算数40点前後であったと思う。
1年近く準備したのに、120点の合格点にギリギリで、算数の不出来さにがっかりしたのを覚えている。
 
サピックスはカリキュラムが優秀であったが、質問が1人1題しか許されず、マンモス過ぎて先生方が生徒の識別ができないほどだったので、少人数でアットホームでカリキュラムがサピックスと同じグノーブルにした。

 

 

グノーブルの特色として、いくつか娘には良かった点を挙げておく。

塾選びの参考にしていただけたらと思う。

 

①理数と国社で別々にクラス分けしている

他塾はテストの4科合計の点数でクラス分けをするが、グノでは、理数の得点で理数クラスを、国社の得点で国社クラスが決まる。

国語が得意な娘は、国社は上位クラスで学び、理数クラスは下位クラスだった。

息子の勉強法でも書いたが、日能研だと、ミドルクラスでは娘のように得意不得意の偏りのある子が多く、国語は物足りず、算数はオーバースペックなど、どっちつかずになってしまう。

このように文系と理系にクラス分けしてもらえたので、グノではとても効率の良い学びができたと思う。

 

②少人数

授業中にバシバシ当てられるので、授業時間内は集中していられる。

各教科の先生が子供を覚えていて他教科の先生とも交流し、現状把握してくれている。

日能研に転塾した後、「グノと違って、今日はもう当てられないや!となると、ぼーっとしてしまうことがあった」と、娘が自白した。

スポーツでもなんでも、指導は少人数であるほど効果が高い。

 

③算数の授業は、同じ内容を2コマづつ行う


例)グノの理系の時間割

 

小テスト(前回の授業内容の小テストを行う)

1時間目 算数 新しい課題

2時間目 算数 先週の課題+α

3時間目 理科

小テスト追試

 

先週の1時間目に例えば流水算を習ったとしよう。

今週の1時間目は新しく時計算を学び、2時間目はまた、流水算の授業を行う。

2時間目は先週の流水算の1時間目のテキストと全く同じ問題(数字は変えている)と、少しだけさらなる応用が加えられている。

宿題は時計算と流水算の両方を同量なので、かなりのボリュームだ。

翌週は1時間目は新しく通過算を、2時間目は時計算といった具合で繰り返していく。

学習した事柄の定着に、この繰り返し学習は効果的だったと思う。

 

④確認テスト

毎朝10〜15分ほどで解く、下克上算数のような問題集。

これを毎日きちんと解けば、偏差値55(グノはSAPIX+2、日能研−8)くらいまでの女子校なら合格できるレベルと言われていた。

理科と算数だけだったが、それまでに学習済みの範囲で文章題も含まれていて、既習分を忘れないよう、ここでも繰り返し学習が組み込まれている。

今でも思うが、なぜ日能研ではこれをやらないのだろう。

季節講習での繰り返しは有効だとは思うが、4年生から毎朝、既習分の復習をする塾には勝てないのでは?と思う。

 

⑤授業前の小テスト

グノーブルの先生は、1人1人の生徒をしっかり見てくれた。

何年生からかは忘れたが、毎授業ごとの小テスト(授業始めに)が始まった。
半年ほど過ぎると、基準点に満たない生徒の居残り小テスト学習が始まった。
居残りでは、数字を変えた同じ内容の小テストを、基準点になるまでやらせてくれる。
その際、最初は先生は教えない。
2時間目に先週の内容の授業(小テストの内容)を受けるので、まずは自力で理解し解くように仕向けてくれる。
それでもどうしても分からない子には、ヒントをくれる。
 21時に授業が終わるのに、娘が理解できず、22時まで教えて下さったこともあった。
(本当にご迷惑をおかけしてすみませんでした)

今振り返ってみても、記憶の消えるタイミング時に再学習できる練ったカリキュラムといい、先生方の熱意と教える技術の高さといい、本当に良い塾であった。
それでも娘は、小4の終わりから、どんどんわからなくなっていった。
進度についていけなかったのだ。