​息子(中高一貫校に通学する、高1)とその母の、家庭学習記録です。
学校と同じスピードなので、公立より1年ほど先取りしています。

 
子どもたちの中受当時は、ブログを拝見し参考にさせていただくばかりで、書く余裕などまるでなかった。
何か恩返しではないが、受験生の皆さんへの応援にならないか、と考え、最近「国語をすごくできなかった子が、マシになった話」を書いた。
どれほどニーズがあるのか甚だ疑問だが、算数版を書いてみる。
この後、「算数がさらにものすごく苦手だが、大変な努力をして偏差値50前半校に合格した娘の話」も書いてみようと思う。
いよいよ、どこにニーズがあるのか。。
 
今年高1になる息子は、新6年生になるまで、本当に勉強をしなかった。
通塾以外は毎日30分しか勉強しなかった。
私も息子も中学受験にさほど興味もなく、全くわかっていなかった。
それでも偏差値的には毎年上がっていって(なんせ偏差値35スタートなので伸び代しかない)、最後半年の猛ダッシュで60弱まで上がったのだから、当時は散々だと思っていたが、まだマシだったのだと、娘の段になって思い知らされた。
 
<息子の場合>
◎新小6 1月末から2月初旬の塾休み
「中学入試つまずきを基礎からしっかり」文章題、計算、図形の3冊のうち既習部分を解く。

 

 

日能研に通塾してはいたが、一番下のクラスにいた息子は、小6手前で停滞していた。

天声人語の音読しか勉強を見てやらなかったが、さすがに無理かな、と、この期間にまず、基本的な問題集でおさらいと弱点探しをした。

あまりにも簡単なものは飛ばしたが、計算の工夫から始めて、習ったこと全てを一巡し、知識の整理ができたのが良かったのか、停滞を突破するきっかけになった。

 

◎新小6 2月以降

下克上算数 毎日

塾技 理科は1人で毎日1単元

塾技算数 下克上算数のカバーに使う

 

 

 

 

 

新6年生になり、朝学習を始めた。

毎朝6時くらいに起きて、1時間ほど勉強する。

塾技の算数と理科、下克上算数の基礎編を1人でやらせたが、進まない。

下剋上算数の1ページ目は、1時間たっても、まるでできなかった。

仕方なく、私も中学受験の算数の学習を始めた。

中受の経験もなく、当時はWEB授業もないため、「塾技算数」で独学だ。

それから、安波京子先生の「中学受験「算数」教え方のコツ」も参考にした。

 

 

 

 

息子が小学校に行ってる間に、彼が朝学習で間違えた下克上算数の問題の類題を塾技で探して解き、説明できるようにしておいた。

帰宅後に間違えた単元を塾技算数を使って全て学び直す。

学び直すというか、初めて学んでいるかのようであった。

それから、朝間違えた、下克上算数の問題を解く。

塾技での単元学習が理解できたなら、下克上算数が解けるはずである。

念のため、違うページの類題も解かせて、確認した。

 

2ヶ月を過ぎた頃、おおよその単元をやり終えたのか、15分以内に7、8割解けるようになり、この、塾技に戻り学習するスタイルが定着した。

 

◎小6 1学期

塾のクラスが一つ上がった。

一番後ろの席ではあるが、少しはモチベーションが上がったのか、朝勉強は続けていた。

・国語 天声人語の音読、漢字

・算数 下克上算数

・理科 塾技理科

下克上算数と塾技理科、漢字は、夜もう一度間違えた問題を解かせ、週末に再度まとめて解き直しをした。

解きっぱなしが一番もったいないので、これは必ずやらせた。

色々手を出す余裕はないし、日能研のテキストは私には解説が分かりづらいので、塾に任せた。

模試の成績はゆるゆるとまた、上がっていった。

ところが、6月後半に体調を崩したことをきっかけに、ダレ始めた。

1ヶ月も朝勉強もせずにダラダラと過ごしたところ、7月の模試で4科目偏差値が8下がった。

しかし特に反省する様子もなく、ダラダラは続いていたのだが、ある日を境に息子は猛然と勉強し始めた。

日能研の夏期講習前の子ども会の日だ。