それはあなたの仕事ですか?


気が付いたら雪だるま式に仕事が増えて抱えきれなくなった…


あなたが今、このような境遇であったら、仕事がとてもお辛いと思います。


ストレスのあまり、体調不良にまで至ってしまっているとしたら、それは、


「仕事量を減らして‼️」


という体からのゴーサインです。


あなたの本来の仕事量を10だとすると、ムリして15、もしくは20の量を全力でこなしてしまっています。


「仕事量を減らした方がいい」


と言われても、


「できたらとっくにやってる


とお思いになるかもしれません。


ここからは、私が実験して得た結果をお話しします。


私がやった事は、


心の作業


だけです。


◎明らかに自分の担当と決まっているものはこなす。

(担当している量が既に許容オーバーな場合の対策は、後でお話しします)


◎誰が担当か曖昧なもの、手の空いた人がやる仕事は、本当に手が空いた時だけする。


◎即答はしない。


決めるのです。


この「決める」に至るまでがなかなか難しいのですが、冷静になって考えて下さい。


あなたの担当と決まっていない仕事は、あなたの仕事ではありません。


「これって、自分の仕事?」


と自分に問いかけてみて下さい。


そして、職場の自分以外の人たちを観察してみて下さい。


あなたは休み時間も返上して必死にやっているのに、休み時間はきっちり時間まで休み、自分の担当以外は断固としてやらないを徹底し、仕事中もせっぱ詰まった様子もなく、挙句の果てにはあなたに自分の仕事を押し付けて優雅にやっている人はいませんか?


ここでは、そのような人がいらっしゃる場合でのお話をします。


仮に、そのような人をAさんとします。


私の職場の方が、まさにそのAさんです。


Aさんは、私とフレンドリーな関係性を作り、私の心を開かせ、スキをついて、ご自身が担当のはずなのに、さも

「担当はあなただから」

という前提のもとに笑顔で優しく話しかけ、さらっと仕事を押し付けてきました。


私は断る事が出来ず、押し付けられた仕事をしてしまっていました。


「どうせ少しだから」

「Aさんに嫌われたくないから」


という思いで、引き受けてしまうのです。


第三者がこの話を聞いたら、なんともどかしい話なんだと思うでしょう。

第三者からすれば、Aさんが仕事を押し付けている事が明白だからです。そして、

「断りなよ」

と当然言います。


でも、実際Aさんと毎日職場で一緒の時間を共に過ごし、直に関わっている当事者の自分にはそれができませんでした。


Aさんがとても優しく見えて、関係性を壊したくない、断ると職場にいづらくなる、と思ってしまうからです。


ですが、何度も仕事を押し付けられてストレスが頂点まで達して体調不良を起こした時、


「これって、私の仕事?」

「私の仕事じゃない」


と心から思えたのです。


明らかに心が変化し、上記の◎の事を決めることが出来たのです。


決めた後の私は、心が座りました。


そして見事に、Aさんは仕事を押し付けて来なくなりました。


具体的に言うと、私が決めただけで、勝手に私の表情、かもし出している雰囲気が変わったのです。


決める前は、


「何でも頼めるローラ(私)」


だったのが、決めた後では


「忙しそうなローラ」


になりました。


それでもAさんはかなりの強者です。前より控えめではあるけど、やっぱりできるだけ自然に、私に自分の仕事をさせようとしてきました。


今までの私なら

「はい、やります❗」

と即答していたのですが、口が開かず、頑張らなくても


「即答しない」


を実行できたのです。


とても面白いと思いませんか?


心が決まると、頑張らなくても勝手に自分が決めた行動をとってしまうものなのです。


さらに、良いアイデアまでもが浮かんできました!

直感が降りてきたという感じです。


Aさんの手口は、他の人たちが、会議や、集金などで出かけてしまい、二人きりになった時にさっと歩み寄って軽く心をほぐす話をし、巧みな「一言」で見事に仕事を預けてくるというのが主でした。


逆に、二人きりではない時は一切余計なことは喋りません。


Aさんにとって、他の人がいる時は分が悪いのです。


そこで私は、毎朝行っている


朝礼


を利用することにしたのです。

全員揃っているところで、自分の本日の業務を述べた後、

「ところでAさん…」

と切り出し、


「Aさんの○○を私がやるような流れになっていますが、これはAさんが担当ですよね?○○を私がやって私の名前で提出するの、おかしいですよね?」


と口が勝手に喋っていました。

さあ頑張って言わなきゃ!と勇気を出したわけでもなんでもありません。


「それを言うのが当たり前」


という脳になっていたのです。


Aさんは、バツ悪そうに照れ笑いをしながら

「おかしいです😅」

と認めてくれました。


全員揃った所で認めたので、Aさんはその仕事をご自分でやることになり、それ以降、私に押し付けることはなくなりました。


次に、担当している量が既に許容オーバーな場合の対策ですが、これもやり方は心の作業だけです。


許容オーバーであると

自覚

するだけです。


「自分は抱えきれない量の仕事をしている」


と、本気で思えれば、自分で頭をひねって作戦を考えなくても、自然と自分が行動をとるものなのです。


こちらも具体的に言うと、またまた良いアイデアが降りてきて、


自分の業務リストを作成して、上司に提出し、

「これだけやっているのですが、私の業務量は他の皆さんと比べて少ないですか?」

と、気がついたら相談していました。


以前の私なら、

「上司に物申すようなことをしてはいけない」

と思ってしまい、絶対にできない事でした。


でも、明らかに許容オーバーだと自覚できたので、ここでも勇気を出さなくても自然と相談するという行動をとれました。


上司は、

「ローラさんって、こんなにやってたんだ…じゃあ、これは○○さんに、これは○○さんにやってもらうように私からお願いするからね。」

と、私の抱えきれない分を明らかに手の空いているAさんや、別な人に振り分けてくれました。


振り分けられた方は、上司からの命令なので、やらざるをえなくなりました。


もし私から直接Aさんや別な人にお願いしていたら、上手く逃げられて終わっていたでしょう。


一番良いアイデアによって、私の仕事環境が快適に変化しました。


いかがでしたでしょうか?

もしもあなたが私と似た境遇にいるのであれば、ぜひ試していただきたい一つのご提案です。