四国四県の人気駅と周辺マイナー景勝(四国初心者向け) | 自然、戦跡、ときどき龍馬
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四国四県の人気駅と周辺マイナー景勝(四国初心者向け)

<坪尻駅付近の複数の巨大導水隧道等>

四国では香川県以外の三県にロケーションが優れたJRの駅があり、内外に知られているが、その周辺の景勝地や鉄道関連遺構の中には、あまり知られていないものがある。

 

尚、今回紹介する香川県の駅は、駅自体のロケーションは大したことはないが、付近にロケーションの優れた撮り鉄スポットが何ヶ所もある。

 

(1)徳島県・坪尻駅と巨大導水隧道(三好市)

人里離れた谷底にある秘境駅として全国的に有名なJR土讃線の坪尻駅は2014年、最後の地元の利用客が87歳で他界したことから、利用する地元の乗客はいなくなった。

しかしその乗客の孫娘が、坪尻駅に停車する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」のアテンダントとして、駅の紹介を乗客にしている。

徳島・香川県境に跨る険しい阿讃山脈を、そのままでは列車が通過できないことから、鮎苦谷川を埋め立て、線路を敷設し、スイッチバックの信号所(後に駅に昇格)やいくつものトンネルを建設した訳だが、埋め立てた川の部分は流路を変更させるため、三基の導水隧道が造られた。

この隧道は付近のJRのトンネルより大きく見応えがある。探訪し易いのは北端のもの。坪尻駅向かいの北側からの小径を10数分ほど進み、Y字路を右折して下って行くと、隧道の西口に出られる。内部の管理道を歩くことができる。

因みに、駅の踏切向かいの小径沿いにある廃屋は、昭和38年に起きた四国連続強盗殺人事件(斧等で10人を死傷)の犯人が押し入った大上商店跡。

 

(2)高知県・土佐北川駅と廃線跡(大豊町)

高知県のロケーションが優れた駅として安和駅を挙げる者もいるが、やはり全国的にも珍しい鉄橋に駅があるJR土讃線土佐北川駅を推奨したい。国鉄時代、土佐北川駅は現在の駅の駐車場東上の山際にあり、線路も穴内川東岸に敷設されていた。

しかし穴内川沿いの山は急峻であり、土砂崩れが頻発していたことから、川の西側にトンネルを掘り、ルートを変更させたが、適当な駅の設置場所がなかったため、穴内川を跨ぐ鉄橋上に駅を置いた。

この付近の廃線跡は、拙著の廃線本刊行時は藪の密林だったが、現在は新大王橋から現在の駅ホームの柵まで辿ることができる。また、廃線跡の鉄橋跡横には歩行者橋(造林作業員用)も新たに設置されているため、安全に廃線跡歩きを楽しむことができる。

(3)愛媛県・下灘駅と天空の水仙(伊予市)

JR予讃線下灘駅も坪尻駅以上に人気があり、中国や韓国の観光客もコロナ前は訪れていた。しかし当方からすれば、その人気には首を傾げる。「日本一海に近い駅」だった昭和期ならいざ知らず、線路と海岸の間に二車線の国道がある今、なぜ?という思いである。

それでもカメラを下方に構えると、恰も海上にホームがあるかのような写真が撮れる。

この駅に一番近い景勝地と言えば、やはり以前紹介した天空の水仙畑であろう。花期ではない季節であっても、胸のすく展望が得られる。

尚、「千と千尋の神隠し」の海原電車の世界が体現できるとして、付近の造船所の線路も知られているが、現在は線路に注意喚起するテープ等が貼られており、被写体としては向かない。

(4)香川県・房前駅と房前の鼻(高松市)

香川県は日本一面積が狭い県であり、駅も殆どが住宅地にあるため、あまり駅自体のロケーションが優れた所はない。しかし、琴電 (高松琴平電気鉄道)志度線房前駅付近は、小岬、房前の鼻があることから、海のロケーションが優れた撮り鉄スポットが多い。

まず、駅南の河口付近にあるミニ鉄橋付近。駅から鉄橋にかけて走行する電車の写真が撮れる。

車は道の駅「源平の里むれ」に駐車することになるが、隣接する房前公園は房前の鼻の真上にあり、一部、藪が途切れた所から、走行する電車越しに海を撮ることができる。この辺り、電車は自転車並みのスピードだから、余裕でシャッターを押せる。

また、駅東にある房前漁港の北側の防波堤の付け根の歩道が線路沿いまで達しており、ここからも電車を狙うことができる。雑誌「せとうちスタイル」の表紙を飾ったこともある撮り鉄スポットである。

干潮寄りの時間帯はそこから房前の鼻(浜に波止があるだけ)に下り、その北西の撮影スポットに行くことができる。満潮寄りの時間帯は、塩屋駅北東の県道36号の三差路を東に折れ、堤防道に突き当たると南下する。

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