奇観!水が流れない滝壺・不動滝(大月町) | 自然、戦跡、ときどき龍馬
2018-12-26 21:58:27

奇観!水が流れない滝壺・不動滝(大月町)

テーマ:素晴らしい景勝地と史跡

[太鼓橋を挟んで滝壺と泉が]

滝壺は滝の風景の中で、時には景観を左右することもある重要な自然の産物。高知県大月町にある弘法大師修行場の一つ、「瀧不動」側に懸かり、瀧の宮神社の御神体とも称される不動滝は、滝壺からごく僅かな距離、川床の岩盤上を流れたかと思うと、すぐまた滝壺的景観の泉となり、そこで水流は止まっている。まるで一つの滝に対して滝壺が二つあるかのよう。

 

その二つの滝壺の間の上に「幸福橋」という太鼓橋が架けられており、渡った所に「瀧不動明王」を祭る不動堂があるが、これも神秘的。一応、参拝客のため、仮本尊が置かれているのだが、本来の本尊は秘仏らしく、扉の奥に鎮座している。

 

その本尊は堂内と堂の裏を見る限りでは、小さな岩屋に祭られている模様。つまり、その岩屋を内部に取り込み、すっぽり覆う形で不動堂が建立されているのである。

 

この滝、市販の道路地図等には記載されているものの、主要道に道標もなく(南方の道路入口にあるか否かは未確認)、町史にも取り上げられていないため、地元町民以外で訪れる者は稀。

 

場所は道の駅大月の近く。その南方の県道43号分岐をやり過ごし、東進し、「集会所前」(清王集会所のこと)バス停を過ぎ、右手の尾根を過ぎると橋のある三差路がある。右手にゴミの不法投棄を注意する看板の建つ分岐である。そこを南に折れる。

 

1.7kmほど南下すると右手に「不動の瀧」の石碑が現れる。そのすぐ下の周防形川に懸かる落差5mほどの滝が不動滝である。二つの滝壺的景観も広がっている。

 

落差は小さいとは言え、二つの滝壺及び泉と太鼓橋の総合的景観から、観光地の雰囲気すら漂っている。車は石碑前や少し先に数台ほど縦列駐車可。

 

石碑の先から階段を下りると瀧の宮神社が現れるが、滝壺の全景を撮るならこの社殿の裏が良い。幸福橋からは滝壺と下流の泉、双方を見渡すことができる。

 

かつてこの滝壺には小魚が泳いでいたというが、今は見られない。また、滝と滝壺は神聖視されているため、入水することはできない。水は澄み切ってきれい。

 

川床は赤土が堆積しているため、下流の泉を間近に見ることができる(上の写真)。この日は小雨が降っていたこともあり、写真では分かり辛いと思うが、泉のグリーンは美しい。直射日光が当たるともっと鮮やかなグリーンになるはず。

 

そこから川床を下流へと歩いていくと、複数の支流の沢が岸近くに注ぎ込んでおり、それが小川になって流れている。まるで「ミニ周防形川」のように。

 

ほどなく砂防ダムに突き当たるが、その手前の川床のいくつもの場所から水が染み出している。そう、周防形川の流れは滝壺的泉で止まっていたのではなく、伏流水となって地下を流れていたのである(上の写真)。それは至極当然のことでもある。

 

復路は対岸の踏み跡を上がればすぐ道路。時間のある方は県道43号を南下して行き、四国一の絶景・大堂海岸の展望を楽しむと良い。

変わった景観の滝壺を来年も紹介して欲しい、という方は次の二つのバナーをプリーズクリック。

ブログランキング

春野公麻呂(ニックネームではなく正規の名)さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス