L字塹壕型海食洞(土佐清水未ジオパーク) | 自然、戦跡、ときどき龍馬
2018-05-11 21:59:12

L字塹壕型海食洞(土佐清水未ジオパーク)

テーマ:洞穴や隧道(廃線や戦跡を除く)

[尻貝の浜海蝕洞門群]

高知県土佐清水市の「土佐清水ジオパーク推進協議会」は去年、短冊型ガイドマップを発行した。このジオサイトの中の「尻貝の浜」には、潜り抜けられる海食洞がある旨、記載されていたため、先日、出かけてみたが、大小二つの洞門があった。その小さい方の洞門は変わっており、L字型塹壕のような通路を擁していた。

 

この浜の岩石は20002800万年前、深海へ崩落した泥岩や砂岩によって構成されている。波打ち際近くの地層はゴジラの背中のような、縦にギザギザした岩である。

この沖は冬場、海水温が気温より高い日、蜃気楼が発生するという。「尻貝・蜃気楼の浜」と改称してもいいかも知れない。

 

浜への下り口はトドンの滝(入口は私有地)のやや手前、県道27号と県道347(どらねこ鉄道廃線跡への道あり)の合流地の北東部(27)、緩い右カーブの地点。現時点ではジオパークの案内板は建てられていないが、路肩が広くなっているので分かるだろう。

 

浜に下りて西方を見ると、小岬のようになった岩場があるが、そこに二つ目の海食洞門が開いている。L字塹壕型海食洞はその小岬手前の、浜に下りてくる岩尾根風の岩に開口している(上の写真)。

 

洞門の大きさは大人が少し背をかがめて通り抜けられる位で、出口に出ると周囲の岩が塹壕のようになっており、進路は直角に右折して浜に出ている。塹壕状岩の上に立つこともできるので、面白い動画も撮影できるだろう。

 

そのすぐ先に何倍も大きな岩尾根が浜に下りてきており、縦長の細長い割れ目的洞門が開口している。ガイドマップに記されていた海食洞はこのことだろう。

ただ、入口(下の写真)の土砂で靴下(短靴だったため)が汚れそうだったため、外側を回って出口側に行った。

 

出口側の光景(下の写真)は雰囲気がある。こちらは土砂がないので、普通に入洞できる。

この洞門の北側には、割れ目的竪穴もあったと思うが、少し岩を登らないと見えない。

 

そこから更に海岸を歩いてみたが、岩屋風の岩がある位。途中、目線の高さに自然の手水鉢風になった岩があり、その上に溜まった海水は想像以上に澄んできれいだった(下の写真)。

 

ところで、この日は53日だったと思うが、四万十町方面の高速道と土佐清水市内の道路で何件もの交通事故を見た。パトカーや救急車は何台見たか分からない。窪川中央IC付近は大渋滞で、出口の信号を警官が終始操作していた。

 

一昨年、高知県の県外観光客数は過去最多を記録し、「龍馬伝」放送時を上回った。当然、その内何割かの観光客は土佐清水市に行っているのだが、その内どれだけの観光客が黒潮町大方から四万十市実崎までの近道の二車線道路の存在を知っているのだろうか。この道路の存在を高知市以東の在住者が知ると、より気軽に土佐清水に足が向くことだろう。

 

ジオパーク登録を推進していない市や町にも「未ジオパーク」は存在するのだが、機会があればまた見応えのあるジオを紹介したい。

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