[坂本乙女伝]
坂本龍馬の姉、お乙女(とめ)は、女でありながら文武に秀でていたことはよく知られていますが、16歳の頃、早くも後に龍馬も通う日根野道場に通い、頭角を現したと言われています。
また、山内豊熈公が藩主だった頃の正月の初乗式(二手に分かれた騎馬が、中央の藩主のいる櫓目掛けて駈けていく行事)に、お乙女は出場したのですが、それを見た家老たちは「おなごが初乗式に出るとは何事か!」と怒り、何人かでお乙女を取り押さえようとしたのですが、お乙女は馬上で薙刀を振り回しながら振り切って去っていったと言います。
帰宅後、お乙女は兄の権平に咎められましたが、「初乗式に女が出てはならぬという掟はなかったと思います。」と憮然として言い放ったと言います。勿論、藩主からのお咎めはありませんでした。
また、お乙女は拳銃を撃つことが好きで、夜毎、月夜には南方の山や峠に行っては、拳銃をぶっ放していたと言います。撃ち終わった後、「カ・イ・カ・ン」と言ったとか言わないとか。
これは龍馬の妻、お龍と同じ趣味ですが、坂本龍馬の死後、坂本家に預けられたお龍はお乙女と仲が悪く、坂本家を出て行った、ということが一般に言われていますが、これは誤りで、仲が悪かったのはお乙女ではなく、権平の嫁です。
お乙女が拳銃を撃っていた場所の一つは、私が旧
尚、戦時中はここに陸軍の対空監視哨が設置され、昭和30年代まではトーチカも残っていたと言います。
この山の最短登山コースの登山口は春野広域農道の鷲尾トンネル北口で、乙女が登ったのもこのコースです。
もう一つの場所は鷲尾山と尾根続きの西方の峠、白土峠。この峠道は
ここは峠自体は車道化されていますが、案内板は立っておらず、旧
勿論、一般の人でも探訪し易いように、今秋出版予定の『龍馬の土木監督出向道』(仮題)に白土峠や鷲尾山登山コースも収録します。
尚、この峠道は才谷山(和霊神社上方にある才谷屋所有の山林)から烏帽子山へと向かう登山道(才谷山の最高所が烏帽子山頂)と繋がっていることから、坂本龍馬も烏帽子山や白土峠にお乙女と共に登っているものと思われます。
余談ですが、烏帽子山の北側斜面の登山道沿いには、陸軍の塹壕が残っています。山頂西下のテレビ高知のアナログテレビ塔の建つ箇所には、海軍水上特攻部隊所轄の見張所がありました。
[ps]
先日、「ルーム」の内容を大幅に更新したことは述べましたが、ラジオを聴かない方は、左側の質答のコーナーの中の「あなたはSそれともM?」と言う問いの答えの「刈谷勇どS」の意味が分からないと思いますが、これはFM東京史上最高の人気を誇るギャグビジネスドラマ「あ、安部礼司」の主要登場人物、刈谷勇の口癖。
この番組の凄いところは色々ありますが、何年か前、主人公が結婚した時、実際に渋谷のccレモンホールで「結婚式」を行い、リスナーを2000人、抽選で招待、ゲストにEPOや渡辺美里も来て、歌を歌う、という豪華なものでした。
また、毎年クリスマス前後の祝日には特別放送があります。つまりその週は週二回の放送となるのです。一時間番組だから作家も大変。
この番組の脚本も毎年一年分が刊行されていますが、1000ページという分厚い本なのにかなりの売れ行きなそうな。
先週の放送では、主人公たちが映画「アウトレイジ」に感化されたのを正そうと、主人公の妻が、息子の保育園のママ友と一緒に「かざママ三姉妹」を結成する、というハチャメチャな内容。勿論三姉妹のリーダーの声の出演は浅香唯。変身した主人公の妻の額には梵字ではなく、なぜか「肉」のマークが・・・?
興味のある方は毎週日曜17時からFMを聴くべし。
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