こんにちは、ヨシエです
しばらく能女日記を更新してない私とは違い、鼓舞志座は活動的ですね!!
水都大阪2011の出演が1週間後と迫っております。素晴らしい!!
しかも、
「Do You Noh こぶ志座?」
10月28日(金)14:00~
@中之島公園芝生広場
入場・参加:無料
の、赤いとこ、めっちゃ素晴らしいではありませんか!!!!
さぁ、みなさ~ん、集まれ集まれぇ~
能マネーで能が観れますぞぉ~
この世知辛い世の中、こんなこと滅多にありませんぜっ
神様、仏様、鼓舞志座様!!
そんな声が私の中からしております。
メガホン持って叫びながら走り回ってビラでも配ってるイメージです
いやね、これホントのホントにそうなんです。
だってね、この前の能楽ラボ、
本当に凄かったんですから!!!!
「公演」のページでもチラッと感想を書いたのですが、能女ヨシエ色カットしておりましたので、もうちょっと書いておこうかな♪
まず、スタートの「船弁慶」でハート鷲掴みされた方、多いんじゃないでしょうか
クライマックスのみを演じる舞囃子でした。
ゆっくりなお能のイメージが一気に払拭されましたね
激しい激しい。。。
武道家・山本浩士氏のお話もとても興味深かったです
武道って、女子には程遠い世界なんですよ。
それを一つ一つの動作を解説しながら技を使って下さったので、私も誰かに仕掛けたくなったというか・・・
なんば歩きは、体を捻らずに少しでも疲れを出さない為の昔の歩き方だと思っていたのですが、あれも遠近感を失わせる技だった・・・とか、
袴を身に着けるのも足の動きを隠す為だった・・・とか、
日常の中の動作が技になったという話し、思わずほほぉ~と言ってしまいました。
そうでもしないと身を守れない位、昔は危なかったということでしょうか。
しかし、お能と何の関係が??と思う人もいるかもしれませんね
それが大有りなんですよ
始まりの「船弁慶」の長刀の舞の動きも、武術なんですよ
お能には、このような戦いのシーンが数あったりする訳ですよ
だから、山本氏のお話を聞いて、見えない敵が見える様になった気がします
あと余談ですが、楽屋でお聞きしたのですが、
山本氏の武道に入ったきっかけはジャッキー・チェーンに憧れてだそうです。。。
とってもお茶目な方でした
山中雅志の解説も、とても分かり易かったですね。
役には「神・男・女・狂・鬼」があるのだそう
その動きの特徴を一つ一つやってくれたので、お能の見方が分かったというか(こんな事口走るなんてまだ早いけど・・・)
扇子を開くと鏡、閉じると刀、など、小さな変化で大きな意味の違いがあったりする事なども解説してくれ、お能初心者の私としては具体的で目から鱗でした
あと、疑問に思ってた袴のことですが、お能では蝶結びなんだそう
心のモヤモヤが一つ消えました♪
寺田夢酔氏のパートも実験的でしたね
姿勢や声の響かせ方についてお話頂きました。
前・横から見て真っ直ぐなのが中心線というのだそうですが、私たちは生まれながらにして生まれながらにして歪んでいるのだそうです。
胎児の時に、母の歪みによって、ゆがむのだとか・・・女としては責任感じます
この姿勢を正す事は大切で、声の響き方が変わってくるのだそう。
お腹から声を出し、背中に共鳴させると・・・驚く事に舞台の上から囁いても聞こえるというマジック!
声の幅で全然届き方が変わってくるんですね
公演前、私の前に座っていた女性3人が、客席後方にいた寺田氏を指さし、
「あのイケメン誰かしら…」
とはしゃいでおられました
その様子が可愛くて可愛くて。。。
寺田夢酔氏ですよ!!!
そしてお能「葵上」
見える見える、見えないものが…
透視しているわけじゃありません!
お能を鑑賞しての感想です。
チェックポイントを教わった上での鑑賞は、すっごい分かり易かった!!
一枚の小袖を舞台に寝かすことで、生霊に祟られ伏している葵上を表現するという、、、
扇子の使い方といい、このさり気なさ、日本人好きですよね
お能を面白くする奥深い要素のような気がします
そうそう、あと、前回疑問に思ってた般若の上目使い、鳥肌立つくらい怖かったですよ
と、ざざぁ~っと書いてみましたが、全体を通しての感想は
めっちゃお得
初心者でもとても分かり易いし、とにかく内容が濃いんです。
「これでこのチケット代は安いよね・・・」と、私の知人は言ってました。
そんな鼓舞志座の舞台が何と無料の水都大阪2011まで
あと1週間!!
本当に見逃せませんね!!