4か月前の検査のときは、特に変化なくブログに書かなかったんですが、今回はなんだかモヤモヤ、イライラした病院だったので記録にしました。てへぺろ
 

ほんとは、女峰山に登ったことを書こうと思ったんですが、それはまた後で。



おとといは、4か月ぶりの検査。病院
いつも通り、採血、尿検、CT、そして結果診察。

久々に行ってみると、病院内のシステム変更をしたようで、まだ、うまく回っていないのか、いつもより時間はかかった気がする。
午前中にすべての検査をして、午後診察予約なので、近くの駅に行ってファストフードを食べて、その後で、午後まで時間つぶしに近くの市立図書館へ行った。
ハンバーガー


イライラ、モヤモヤしたのは、別に待ち時間が長いからと言うわけではないです。長いのは慣れているし。照れ

最初のイライラは、採血を待っているとき近くにいたおじさんの話。
近くにいたおばさまに、待ち時間やら採血の文句を大声で聞こえるように言っている。
おばさまは、なだめるようにずっと話を聞いてあげている。
「朝の八時半に来たのに、もうすぐお昼になって待ち時間が長すぎる。なにやってるんだ。一日が無駄になる」
「採血した人がへたくそで、へたくそと言ってやりたかった」
「この病院は信用していない」
なんてことを、でかい声でひたすらしゃべっている。
そんなグチが横から聞こえてくるので、ゲンナリした。
話の中で、おじさんは昭和21年生まれと言っていたので、自分の親父と同い年だ!と。
うちの親父が生きていたら、こういう年代だったのか…と。
おじさんと言うより、一般的に見たらおじいちゃん世代なのかな。
病院のスタッフだって、別に遊んでいるわけではないし、我慢のできない想像力のない人だなと思った。

次のイライラは、診察まで終わって、会計用紙をもらうまでの待ち時間のとき。
横に座っていた30~40歳くらいのお母さんと小学生くらいの娘の言動。
「待ち時間が長すぎて、予約の意味がない」
「○○病院から紹介受けてここへ来たけど、あっちのほうが良かった」
こちらも周りへアピールするように、子供を相手に文句をひたすら言い続けている。その間、子供とじゃれあい大騒ぎ。
組んだ足を前に投げ出して、人が通れない。
なんだ、この親子は…と。
最後は、病院の後食べて帰るメシの話。あれはイヤだ、これはイヤだ…。親が親なら子も子。




そして、モヤモヤは自分の診察。
4か月ぶりだったので、担当医が変わっていた。別に代わっているのは問題ない。
若い先生がローテーションで毎年入れ代わる病院なので、いつものこと。
診察の中で、腎盂ガンは良くないガンであることの説明がされた。毎回先生が入れ代わるたびに言われ、それは自分でもよく理解している。

気に障ったのは、会話の中で医師が発したひと言。


「必ず、再発しますから」


…?

「かならず、さいはつする?」

この時は、ずいぶんなことを得意げにサラッと言ったなと、スルーしたんですが…。
後で、会計の待ち時間や帰りの車で、その意味や背景を考えていたら、ものすごくイライラしてきたんです。
言われたこと自体に、突き刺さっているんではないんです。今までだって、イヤなことは言われてきたし。

「必ず、再発する」

「必ず」と言った根拠はどこにあるのか?

それって、あなたの主観だよね?もしくは、希望的観測?

確かに、腎盂ガンは予後が不良だし、尿路上皮ガンの中ではもっともよろしくない。
5年間、運良く進んできた人の目の前で、「必ず、再発する」と言い切った背景はなんだろうか?


これは、医師自身がステレオタイプで、「腎盂ガンは予後不良、再発転移」がすりこまれているからではないかと。
医師自身が、腎盂ガンは治らない、克服できないと考えているから。
お医者様が、どうにもならないと諦めているのであれば、我々、腎盂ガン患者はどうにもならない。

医師が治らない、病気に対して前向きに捉えられず、諦めているということは、その病気、その領域の医療は発展しないということ。少なくとも、再発している人と、していない人の差はなんなのだろうか?再発しない手段には、どんなことがあるのだろうか?と前向きに捉えるのが医師の務めだと思う。
そこまで高みを目指し、日々仕事をしていくことは、現実的には難しいとは思う。でも、せめて患者の気持ちを落とす言動は控えるべきと思う。医師は、ガンを相手にしているのではなく、人間を相手にしているのだから。あまりにも、一般論の病理を経験談のように、得意げに話す医師が多い。
ここに、現実の病理に生きる患者の気持ちと、病理の一般論で話を進める医師とのミスマッチを生む。


術前の凄まじい痛みと苦しみに耐えた日々、術後生きてきた5年間、今も治療を続け、様々なことに苦悩し、一日一日を送っている腎盂ガン患者みんなの人生を、ずいぶんと甘く見ているなと。
そんなことを思ったので、帰りの運転をしながらイライラした。プンプン

いずれの3組も、想像力の欠如。それに尽きると思う。



ちなみに、CTの結果はこれまでと同じく変化はなかった。
次回、秋口の検査は、膀胱鏡も予定。

あんまりイライラすると、「必ず」再発するからね。やめましょう、イライラは。ニヤリ