この時期は毎年歩いてしまう高原山です。
アカヤシオの次はシロヤシオ。今年はどこもシロヤシオの当たり年のようで。
シロヤシオに関係なく前黒山側の尾根を歩こうと思ってましたが、この日も天気は微妙で何度も歩き慣れている大入道の尾根に変えました。前日の雨で濡れた笹の薮漕ぎをしたくなかったのもあります。
朝早く向かったものの、山の駅たかはらでノロノロ準備していたら、あっという間に大間々、小間々の駐車場は満車。小間々のラスト一台にすべり込んで歩きだす。
観光バスも来ていて、、帰りは大間々への道沿いには路駐の車が続く。
この時期の高原山の人気凄し。
5/23
小間々の駐車場からまずは小間々の女王へ。
今年はもう花が終わってました。中央のトウゴクミツバツツジの木です。
森の中を抜けて行く。童話に出てきそうな古木が立つ。
森の中をショートカットしておしらじの滝へ。
前日、雨が降っていたので少しは流れが出ているかと思って寄ってみる。
ほとんど流れておらず。
普段はこんなもんです。冬はもっと涸れます。観光パンフに載るような滝らしい流れは、梅雨の時期とかに行かないと見れないです。
おしらじの滝の駐車場の向かいから尾根へ入る。
尾根の下部はだいぶ散っている。
シロヤシオの爽やかな尾根。この辺りまでは少し日差しもあって良かったのだけれど…。
東大寺の大仏殿の柱にこんなのがありましたね。これは大人も潜れますよ。
シロヤシオのじゅうたんが続く。
曇り空の中、一瞬差し込む陽の光で、シロヤシオがキラッと輝く。
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)は愛子様のお印。
この尾根はイヌブナやミズナラの巨木が多い。静かに森林浴できる。
スッカン沢の谷側は真っ白。
この高原山界隈は昔の陸軍の標石が残る。
途中からは落花もほとんどなく見頃。
シロヤシオのトンネルを抜けていく。
ミツバが混ざるとより華やか。天気が良ければさらに良いんだけれども。
シロヤシオを押しつぶして倒れるダケカンバにカンバタケが生えている。
ゴージャス。
スッカン沢の向こう側はガスが取れない。こちら側へ来てよかった。
以前からお気に入りのシロヤシオの木が向こうに咲いている木。倒木などで樹勢が衰えた。
手前の巨大な倒木は関係ないです。
グレーの空なのがほんと残念。
この尾根のシロヤシオの良いところは、目線の位置まで花が下りてきているところ。
相変わらず向こう側はガス立ち込める。
紅白。
紅組はトウゴクミツバツツジ。
標高が上がって少しつぼみが混ざり始める。
これなんだろう?実?それとも樹木の病気?葉の上にもコブが出てるし。
シャクナゲでもこんなようなのがあった気がする。
大入道へ到着。三等三角点あり。
ここからは釈迦ヶ岳まで続く良く踏まれた道。歩く人も多くなる。
大入道から先もシロとミツバがきれい。
縄文つつじ。シロヤシオの老木。年季が入りすぎて花の勢いはない。
剣が峰へ向かって歩く。
グレーの空と同化してしまうシロヤシオ。
なにセミの抜け殻か?
一瞬、ガスが流れて向こう側の山々が見えた。
明神岳からP1641の並びが見えている。前黒山も奥にちょっとだけ。
この日は剣が峰まで。翌日に影響するから釈迦ヶ岳までは行けない。
この時は剣が峰付近のシロヤシオは完全につぼみ。
木々の間より高原山系最高峰の釈迦ヶ岳を眺める。
剣が峰から山頂までは往復約3時間。
剣が峰から矢板市最高点を通って、八海山神社まで下りました。
供えられている日本酒はやっぱり八海山!
ここも御嶽信仰の場所。
ガスで展望がないので、見晴らしコースではなく林間コースで大間々へ下りる。
大間々の広い駐車場へ出ました。
大間々周辺はこれからレンゲツツジ。
道路沿いのツツジを見ながら小間々へ戻りました。
林間コースを下っている途中からは時より小雨でした。
前週の袈裟丸のときのように降らなくて良かった。
ここよりさらに北の那須辺りも今年のシロヤシオは良かったみたいです。
シロヤシオもそろそろ終盤で、標高の高いところではまだ咲いてると思います。
シロヤシオは爽やかなので、ドバっと咲いていてもクドくなくて、緑にも空の青にも映えて好きです。他のツツジもきれいだけど、あんまりたくさん咲いているとちょっとドギツく感じたりもします。どのツツジが好きかは、人によって好みが分かれそうです。
今回歩いてちょっと気になったことは、矢板市最高点から南の尾根にテープが見えたこと。
権現沢方面からの道があるのかな?と。なんにしても薮漕ぎルートでしょう。マニアックな話です。
帰りは矢板から下道で帰宅。
矢板付近は良い日帰り温泉がたくさんあるんで寄りたいんですけど、コロナ禍なのでずっと寄っていないです。いちおう県外者なので。道の駅でササっと買い物して帰りました。