電気屋さん等で店員さんに詳しく商品の情報を聞いた後、買わずに帰ってインターネット安く気に入った商品を買う…という方がいるそうです。
本人は賢い買い物をしたと思っているのでしょうが、それは違いますよ。

商品の詳しい知識を学んだその店員さん、そのお店は商品が売れなかったのですから儲からなかったことになります。世の中の人がみんなそんな買い物をしていったら、世の中の対面販売のお店はどんどん少なくなっていくでしょう。

私の運営する<親と子の自由空間ほっと>では年に2回、おもちゃと絵本と雑貨の1dayshopを開いています。二人の店主が商品を持ってきてくれるのですが、その二人の店主が素晴らしいんです。

二人とも自分が販売しているもののことを熟知しています。
おもちゃだったら、そのおもちゃができるまでの背景、適正年齢、遊びのバリエーション。
絵本だったら、作成秘話、作家さんの話、他の作品とのつながり。
この人から買いたい!と思える方々です。

物を買う時は、なるべく吟味して自分の希望に叶ったものを購入したい。
そのためにはその商品たちを良く学んだ人の手伝いが必要です。
販売する商品をよく知って愛情をもって販売しているお店から購入していくことで、良いお店が生き残っていくのです。

安く買う、早く手に入れることがすべてではありません。
自分自身で何でも博識になるまで学ぶなんて私にはできないから、
自分の知りたいことを教えてくれる方を大事にしたい。

定価だったり、手に入るまでにちょっと時間がかかったりは多少ならしょうがないと思うのですが、どう思われますか?