認知を認知する。もう一人の自分を作る。

世界で一番、大切なあなた。


あなたは、「メタ認知」という言葉を
聞いたことがありますか?


認知行動療法では
大切なキーワードになりますので
今日は、あなたにお伝えさせていただきますね。




メタ認知の「メタ」とは
「高次の」という意味です。

つまり、「認知を認知する」。

より高い視点から認知する。
ということですね。

よく講演でわたしは
“「幽体離脱」した自分が
ここら辺(ナナメ上)から
もう一人の自分となって
自分のことを観察する”
と説明しています。



たとえば、
カンカンに怒って
延々と相手を責め続けるとき

「あ、わたし、怒ってる」

「ここまで怒ってしまったら
どうやって怒りを収拾したらいいか、もう分からないわ」

と、自分の怒り具合を
冷静にモニタリングする。


「怒っている私」は
どんな風に怒ってる?(怒りの程度)
声の大きさ、言葉の荒さはどうだろう。
めちゃ声でかいな。
早口になってるし、
思いつくままにとめどもなく言葉を投げつけてるな。

という風に、自分自身が自分を認識すること。

これが、メタ認知です。


よく、
「怒りのあまり我を忘れる」と言いますが
メタ認知を働かせると
「我を忘れる」状態にはなりません。


メタ認知を働かせると
「少し声のトーンを落とそう」とか
「早口になってるから、ゆっくり話そう」という風に
冷静に自分をコントロールできるようになるんです。


わたしたちは人間です。

怒ってもいいんです。

上手に怒ればいいんです。


我を忘れないで、
相手に、自分の気持ちが伝わるように。


怒っているときだけではないですよ。
悲しいとき
苦しいとき
嬉しいとき
楽しいとき
どんなときも
「メタ認知」
意識してみてくださいね。

 

あなたのことを

いつも、いつでも

応援しています。

 

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