神社に魅せられ | 神戸カウンセリング花時計

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1999年 秋田署に窃盗で捕まった男が
自宅近くの山林に神社を建てていることが分かり、
その敷地に設置してあった
数百点もの石塔や仏像の殆どが
盗品であったことが判明しました。




戦車が好きすぎて
プラモデルを完成させるだけじゃ物足りなくなって
プラモデルを参考にして一つ一つの部品を製造して
実際に乗車して動かせるものを製作した人がいるように

この犯人の男は、神社が好きすぎて
どうしても本物の神社を造り上げたかった?


それとも石塔や仏像マニアで
『木を隠すなら森の中』とか『木の葉を隠すなら森の中』
と言うように盗んだそれらを隠すために
神社を建てたのかも。


なんにせよ販売を目的にした窃盗であった場合、
雲散霧消となった盗品の行方を追うのは大変ですが
盗品が一堂に会していたわけですから
追々元の所有者に戻されることになったと思うので
不幸中の幸いですね。


しかし小さな仏像なら
手早く懐に入れることは出来たとしても
石塔となると分解したとてかなり重いし、

1人で元あった場所から
運び出すことに手間取るだろうから
数百体も窃盗し続けても
逮捕されなかったとは驚きです。


なにせ盗品が数百点ですから
犯人の男が理想する神社が完成寸前まで来ていて
あと少し、あれとあれとあれを手に入れたら
盗みを終える所まで来ていた可能性もありますが、

逮捕されないからと満たされることのない欲求のまま
際限なくあれもこれもと窃盗を繰り返していたのなら
まあ止められないようですね。これがまた。


下着泥棒の人達がどれだけ盗んでも
満足して止めることが無いのと同じ様に
どこかで逮捕されるまで続くことになります。


東京の施療経験でも相談を受けたことがなくて
犯罪行為でもあるので人に話すことが難しいだろうし、

苦よりも快の気持ちが遥かに大きいと
心の中に確かにあるであろう「誰か俺を止めてくれ!」
何て気持ちは心の隅に追いやられてしまって
行為を止めるための相談をしようとまではなりません。


なので本人の為にも「俺を止めてくれ!」の気持ちに
落雷に見舞われた位の強烈な刺激が
強制的に入る必要があるのですが
一番現実的なのが逮捕されることかなと思われます。



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