昨夜は中秋の名月。十五夜でしたね。
我が家では毎年、中秋の名月を家族と送り合うという恒例があって、昨夜も香川のお月様の写真が送られてきて、東京のお月様の写真を送りました。
小さい頃は、祖母と一緒にお団子をつくってお供えして、そのお団子を食べるのが楽しみ過ぎて、途中からお月様が大きなお団子に見えていました(笑)家族の思い出です。
インターネットもメールもLINEもなかった時代。
どんなに離れた場所に暮らしていても、十五夜に同じ月を見て心を通わせていたと思うと、
便利なものだけが心を豊かにするのではないのだな、と思います。
今年の十五夜は満月ではなくて、明日10月6日が満月です。
満月ではない少し欠けたお月様を楽しむというと、十三夜の方が有名ですが、
日本には完全なものよりも少し足りないものを良しとする「不足の美」「未完成の美」という美学、美意識があります。
同世代の女性たちに「お月見は2回するんだよ。どちらか一回だけだと片月見といってあまり縁起がよくないとされているからね」と話すと、「お月見って2回あるの!?」とびっくりされるのですが、今年の十三夜は11月1日なので、綺麗なお月様が見えるといいですね。