学校が壊れる 教員の異常な勤務実態

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『週刊東洋経済』2017年9月16日号は、なかなか衝撃的な見出しだった。「学校が壊れる」とど真ん中に大きな黄色の字。そして、「生徒も教員も危ない」「学校は完全なブラック職場だ」の小見出し。本誌では、いろんな観点から、現代の学校が抱える「病」を掘り下げている。

 

中学校教諭の約6割が「過労死ライン」(月80時間の残業)を超えている、という。

 

自分自身を考えてみると、

 

7:00前に出勤、その日の準備や通学路の立ち番(週1回)

8:00 職員朝礼

8:15 宿題点検

8:30~15:30 このうち3~5コマ授業(1コマ45分)

         空き時間に宿題点検、小テスト採点、教材研究

16:00 清掃指導

16:30~ 会議や放課後講座

18:00~ 明日の教材準備、会議の報告書のまとめ

      翌日の会議の資料作成、

      各担任からの報告・相談(学年主任なので)

19:00~20:00の間に退勤

 

毎日、12時間以上は当たり前に学校にいる(ちなみに、通勤は車で片道40km、1時間10分くらいかかる)。

 

公立だと、文科省や教育委員会からの調査があって、その書類を仕上げるのが大変らしい。私立は、そこまで多くはない。が、やはり学内でなにかあった場合は、書類を作成して上司に報告する文化がある。これがなかなか時間が掛かる。

 

私の場合、学年主任、進路主任、国語科主任、2020年教育改革推進委員、中学校入試委員をやっていて、放課後に会議やその資料作成がたくさん入ってくるので、クラブ顧問を免除してもらっている。

 

が、当然、ほとんどの教員はクラブ顧問を担当している。毎日放課後の活動は当然のこと、土曜日もあるし、日曜日に試合や他校との練習試合が入ってきたりする。

 

私は、土曜日の午前に出勤して、たまりにたまった仕事を整理する日に当てている。

 

私学だから、土日にオープンスクールや入試説明会などで出勤命令の下りることがある。

 

募集活動の一環として、日曜日に小学生が受ける模試の会場として後者を貸し出すことがある。そのときは、入試委員として、持ち回りで当番が回ってくる。あと、入試が近づくと、電話相談の応対の役で土曜日に出勤が命令されることもある。

 

「私学に入れたんだから、これくらいはやってくれるでしょう」という保護者からの声もある。ある意味、民間企業だ。公立とは違う、他私学とも違うサービスをしないと、生徒は集まらない。

 

民間企業でも「ブラック企業」と呼ばれるところが少なくないし、私の知り合いにも、そういう労働を強いられている人がいる。

 

そこと比べてどうなのかはわからない。が、平日12時間勤務土日も出勤という事態が、教師の世界ではわりと当たり前だ。

 

それに、保護者とのやり取りでストレスのかかることもある。後々、もめたときのことを想定して、保護者とのやり取りはすべて記録するようになっている。

 

生徒が活動している間は、安全かどうかにも気を配っているので、気の休まる時間帯は少ない。

 

12時間学校にいて、本当に気の抜ける時間なんて、いつあるだろうか。コーヒーを入れてお菓子を食べる15分くらい? 昼食だって教室で食べるから、仕事である。

 

そりゃ、体も心も壊れる。

 

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