朱色で有るべき刷色が茶色の楠公2銭葉書
使用データ 山形 12.10.3 厚手クリーム紙
この葉書を入手したのは10年以上前だが、未だに色違いの原因がわからず解説不能です。
実際に使用されたものなので単なる色違いで済ますこともできず、わからないままなのが残念です。
消印により使用された日から新楠公2銭厚手クリーム紙とわかるのですが、それなら刷色は朱色でなければならず、考えられる事は何か薬品による変色だと思うが、葉書には液体に濡れたあとは一切なく、インクで書かれた宛名や裏面の通信文にも変化は認められない。
もう一つ考えられるのはこの葉書が発行されたのは昭和12.8.1からで、初期の使用という点から、この葉書の前に使用されていた旧楠公2銭葉書の刷色も茶色だったので、新はがき印刷の時にインクを間違えて刷った?
もしそうであるなら未使用の存在も考えられるが未確認である。
左が正規の朱色で右が茶色の2銭葉書
同じ茶色と言っても、7年後に発行された3銭楠公葉書の刷色バラエティー。
2銭の茶色に近いのは上段左の2枚が似ている。

今日の花


