国会対策
寒い日々が続きますね。
今週は、毎朝9時10分から20分間、自民党内の「正副国会対策委員会合」に陪席しました。
国会対策委員会、通称「国対(こくたい)」とは、本会議や各種委員会の進め方を非公開の場で議論し、決定する組織です。
各政党に存在する組織です。
あまり表に出てこないため、一般にはあまり馴染みのない組織かもしれませんが、ここで議論される国会のスケジュールや他党との駆け引きの戦術はとても重要です。
例えば、現在参議院で審議中の補正予算。
自民党は数で強引に押し切るやり方ではなく、野党に十分な質問時間を与えて丁寧な国会運営に努めてきています。
しかし、支持率低下に悩む野党は、無理難題を口にしながら、審議日程を遅らせることに注力しています。
残念です。
結果として、補正予算の採決日は、本来は昨日だった予定が、野党の抵抗により来週火曜日となってしまいました。
たったの5日間延びただけじゃないか、と思われるかもしれませんが、この補正予算には、小中学校の耐震工事などが盛り込まれています。
少し考えれば分かりますが、こうした工事は春休みの間に遂行しなければなりません。
「たったの5日」ではなく、「5日も」延ばされたことにより、耐震工事が遂行できるか不透明になっております。
こうした国会運営を目の当たりにし、法案を通していくことの大変さを改めて認識した一週間でした。