私の土曜日は劇的に変わった。数あるコンペを解散、２つの会員だったコンペを脱会させて頂いたお陰で、

ダンスとエアロビクスを堪能できるようになった。

二十年ほど、

毎日毎日、

個人レッスン含め

踊っている人々のレベルに、

この３年、

月に4回、

ダンスするようになって得た実力は、さほど多回数派と差がないと言う。

運動神経ゼロでも

回数で腕が決まるのはゴルフだけで、

ダンスは練習の「質」、創造性、ノリ、音と歌詞の理解力、無知の知、つまり分からないことを手を挙げて聴ける心構え、にセンスが必要で、

回数と衣装は何ら実力に無関係であることを、つくづくメンバーたちも感じ入っているようだ。

マグロのづけ丼の朝。これすら出来ない男がいると言う。

衣装は特に実力とは無関係だ。髪型もそうだ。私は広くなる一方での額に、980円カットで勝負している。高額な美容院で髪を切っても、ひととの出会いの深みは変わらなかった。服もGUや古くからの上着など重ねているだけだ。「あっ、オシャレしてるね」と見え見えなのはむしろダサい、と思ってしまう。

身の丈に合うという言葉が信条だから、株も投信も一切やらない。博打で生活費増やして得た豊かさは私には要らない。

「親孝行ですね」とお褒め頂くが、

責任重い長男であり、

実家が近く、

親が独り暮らしを未だに貫こうとしており、

家人の母親もアルツハイマーで、

義弟の嫁、義妹が働きが限定的だから、

私が関わることで、重い腰が上がり始めるのだ。

軽々しく親孝行ですね、などと言うものではない。

責任が薄い序列ではなく、私がやらなくてどうする？というシンプルな動機だ。

白菜や根野菜のスープに牛乳を加え、スープパスタに。

巨乳だけが自慢の姉は、LINEには必ず自分が如何に今大変で、疲労が溜まっているか、が冒頭書かれている。

毎日テニス三昧なのを見抜いており、「雑巾がけ、書棚の掃除」を命じている。LINEには「往復下道4時間半、くたくたで実家からの帰りに居眠り運転してしまう」とまで書いてくる。

ひとはその立場でしっかり働き、仮に災害で家を失っても、蓄財が紙切れになっても、朗らかに生きていけるか、と真価を問われている。

「なんとかなさい！」

「お金、どこなの？」

「食べ物もってきなさい！」

人に頼って生きていたら、この先は本当に大変になると思う。

親孝行を今から始めよう。電話と贈り物で済ませてはならない。

リモートでなく、リアルが最も愛情が伝わるはずだ。

都合の良い距離