この宿は益々進化しているように思う。
ロビーには書棚があり、日本の民藝の世界を
ゆっくりと体感できる仕組みだ。
宿泊ロビーの廊下の隅に、これが。
何と、父が愛用したデスクと同じモデルが。
松本民藝家具を徹底して利用している姿勢が伝わる。
朝食もすばらしい、のひとこと。
アメリカのあの「餌(えさ)」のような朝食とは、
比較にもならないほど、健康的で、そして、味わい深い。
左手前から、味噌漬けのローストポーク、
サバの塩焼き、おから煮、きんぴらごぼう、
厚揚げの味噌煮、
右手前からセロリの味噌和え、
小松菜と生揚げの和え物、
ひじき、大根おろし、そして奥はサラダ。
5種類の手作りドレがあり、わさびドレッシングを選択、○。
出汁巻きは、もちろんお手製、
蕪の漬物、そして名物の野沢菜。
炊き込みご飯は土鍋で炊かれており(当たり前と言えば当たり前だが)、
ご飯の粒が立っており、こだわりが伝わる。
味噌汁はなめこと小松菜、そして、えのきが入って具沢山。
そして、白米でお召し上がりを、とあったのが、
このホテルお手製のビーフカレー。これがまた・・・・・美味すぎ。
風呂に入り、家族が荷物整理している間、朝寝。
ここのところ忙しかったので、疲れが相当に溜まっているのか、
1時間、爆睡。
チェックアウトして、食器屋へ。
実家のは、殆どここで調達したもの。
僕の自宅でも、それを引き継ぎ、ここのものが、多い。
その後、味噌屋さんに寄って、信州味噌の調達。
あれこれと試食させて頂き、1時間もゆっくり物色させてもらう。
さて、そろそろ帰宅。
酒も抜けたことだし、
ハンドルを握る。眠くなったら、
運転手に任せれば、良い。
運転中、顔パックをして走る。
美顔、になりたい、一心である。
高速道路も一切渋滞が無く、二時間半で実家に到着。
母を実家でドロップし、自宅マンションへ帰宅。
たまった新聞を読みながら、また、ビール、焼酎。
親孝行も出来たかな?
自分としても、楽しめたかな?
などと、満足感に満ちて、眠りの淵に、落ちる。