ナリタタイシンの次に好きな馬と言えば、サクラスターオー&東信二騎手のコンビですね!

この馬は元々足元が弱く、3歳時に2戦して勝利した後、骨膜炎により、4か月の休養になってしまいました。

年が明け、4歳初戦は、2月の寒梅賞に小島太騎手と望みましたが、復帰戦は5着でした。

本来の競走馬でしたら、自己条件のレースからでしょうが、スターオーは3月の弥生賞に駒を進めました。

この時から、騎乗が東信二騎手に乗り替わりました。この辺は、大人の事情ですが…

しかし、弥生賞を6番人気で勝利致しました!一躍クラシック候補です!

4月になり、第47回皐月賞を迎え、サクラスターオーは2番人気でレースが始まりました。

このレースを今になって見ますと、スターオーは無事だったら、シンボリルドルフの次の3冠馬になっていた、いや、なれたと思います!東信二騎手も岡部幸雄さんが、ルドルフの皐月制覇の時に1本指を立てたように、見事に一本指を立てています!やはり、サクラスターオーに絶対の自信があったのですね…

ですが、皆様御承知のとおり、日本ダービーを目指す前に、スターオーは、足を故障してしまい、6か月の休養に入ってしまいます…今、考えても残念でたまりません…

秋を迎え、9月に美浦に戻りました。普通に考えれば、ここから菊本番まで、どう考えても時間がありません。しかし、陣営の努力により、第48回菊花賞の本番の舞台に、サクラスターオー東信二騎手のコンビは立っていました!

当然ながら、スターオーは9番人気と下げておりました。ですが、当日の東信二騎手の顔には、何の不安もないような気もしました。

結果は皆様御承知のとおり、あの杉本清さんの名台詞が、生まれた時でもありました!

「菊の季節に桜が満開!菊の季節にサクラ!サクラスターオーです!!」

杉本さん、凄いって、未だに思いますね!宝塚記念で私の夢はバンブーメモリーですって言われた時もありますが(笑)

この年末ですね、判断が狂ったのは…

本来であれば、休養明け、激走ですから、次の春を目指して休養に入るべきだったと、結果論として、皆様から言われると思います。過去の時代を変える事は出来ません。

有馬記念で、悪夢を迎えてしまいます…

スターオーは、競走中止の生命に関わる骨折をしてしまった…普通であれば、安楽死処分だったと思われます…

陣営、ファン、そして種牡馬としての期待から、5か月に及ぶ延命治療が始まります…

5月、期待も虚しく、スターオーは天に戻りました…競走馬の神になられました…

父のダービー馬サクラショウリの後続の種牡馬にはなれなかった…

こんなにも凄い精神力のど根性の塊りの競走馬は二度と見れない気がします。皐月賞制覇ー休養ー菊花賞制覇!競馬ファンであれば、どの位難しい事か、皆様お解りだと思います…

素晴らしい競走馬でした!今頃、天で、テンポイントや他の名馬とゆっくりされているのでしょうね!

サクラスターオーありがとう!

                  「菊の季節に桜が満開!」