茨城県に経理センター新設! | 会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

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会計士試験合格後、税理士法人PwC勤務、LEC講師を経て医療特化の公認会計士・税理士事務所を開業した高野博幸のブログ。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」をモットーに、夢を与え、ロールモデルとなれるように日々がんばります!

こんばんは、高野です。
前回は今の事務所の状況と、【茨城県つくばみらい市に経理センターを作った】ということを記載しました。(こちら
今回は、この経理センター開設に至った経緯を記載していきます。

まず、私の事務所では、顧問担当制ではなく業務工程制の体制をとっています。
この体制により各人の能力に応じた業務を担いつつ、少しずつレベルアップを図れるようになっています。
新卒で入職したスタッフも勤続3年から4年となり、全体のレベル感と業務内容を見直すと、引き続き現状のメンバーに記帳代行業務を任せ続けることが最適なのかと考えるようになりました。
加えて、新規の顧問先はお受けしていなくても既存の顧問先様の事業が順調で拡大し作業量が増えていること、弊所自体も質の向上の為サービスの工数を増やしていることなどから、記帳代行を担う人員の追加採用についての戦略を考えていました。

その際に、東京での採用となると、どうしても事務所の面積の関係による人数の限界があります。移転という選択肢もありますが、既存の職員全員が通いやすく、かつ私自身の顧問先訪問にも利便性が良い場所となると、コストもかかりますし、なかなか場所がないという課題がありました。
また、やはり東京は会計業界に限らずたくさんの競合もあり、採用活動にもそれなりに大きな費用をかける必要も出てきます。個人的には、採用に大きな額を使うのであれば、その分をスタッフへの還元に回したい気持ちを常に持っていることからも、東京での採用以外の選択肢を検討していました。

更に、少し話がそれますが、若手職員が多いこともあり、中長期でライフワークバランスを考え、保育施設を事業所として持つ案も少し前から検討していました。
都内に保育所を作るのは立地などの面でも難しく(保育要件を満たす建物というのがなかなか難しい状況)、通勤ラッシュの電車に子どもを連れて乗るというのも非現実的なため、今の事務所の近くに保育園を作るのではなく、近隣県に事業所(支店)を設置した上で、その近くに保育園がある環境が現実的だろうという想定でいました。

そんな中で知った茨城県つくばみらい市は、東京まで片道40分とギリギリ通勤圏内(※1)でありつつ、公園も多く、子育てをするにはとてもいい環境のため、転入してくる世帯が非常に増えている地域でした。
その一方で事業所はまだまだ少ないため、「保育園が無いから」、「育児と両立出来るような職場が無いから」と、働くことを諦めている子育て世帯の労働力を掘り起こせるのではないか?という点に着目しました。
※1つくばみらい市から本社への通勤はスタッフについては想定していませんが、私が両方の統括をする以上、双方への移動は1時間以内が望ましいと考えています。

そこで、つくばみらい市内で同じく保育ニーズを抱えている他社と協力し合いながら、まずは企業主導型保育事業という制度を用いて保育園(さくら保育園:http://sakura-mirai.com/)を2017年10月に新規開園しました。

私の事務所の幹部メンバーが園長となり、高野会計の業務は非常勤管理職として継続していくという形でしたので、当初は『まずは保育園を落ち着かせて3年後くらいに経理センターを保育園近隣に開設かな?』と考えていました。ただ、事務所としても利用できるちょうどいい物件が出たこともあり、保育園の開園から1年を待たずしての経理センター開設となったのが、昨年の6月の出来事でした。

採用戦略の効果はどうだったのか?離れた2拠点で事業をしてみて感じるメリットやデメリットなどを、次回更新予定です。お楽しみに!