お母さんは叔母の家に

居座るお父さんと

自宅に帰っていきました。

この人は私を

離してくれない。

誰にも迷惑かけたくない。

死にたい。

死ねない。

なにも考えず

なにも話さず

ただひたすら生きていこう。

誰かに迷惑かけるくらいなら

自分が我慢しよう。


叔母に

帰ります。

迎えに来てくれて

ありがとう。

迷惑かけてごめんなさい。


と伝え自宅に帰っていきました。


お母さんがお父さんの

本当の気持ちに気付くのは

数年後。

2番目に生まれて来た

娘により知ることとなります。


でもこの時は知りません。

お父さんからどんなに

嫌がらせをされても

ただひたすら我慢して

生きていこう。

無になる。


そう心に誓って

自宅に帰りました。