みなさんこんにちは。プレゼン講師×バスガイド研究家の伊藤です。

最近『バスガイド流プレゼン術』を読まれた方からたくさんの喜びのメッセージをいただくことが多くなりました。

中でも「バスガイド×プレゼンがユニーク、そして納得」「楽しみながら読める」「プレゼンの秘訣が盛りだくさん」というご意見が多くなっています。

これは、今回の本のコンセプトをそのままなので著者として本当に嬉しいかぎりです。

その中で一つ、私はプレゼンでは比喩を積極的に使いましょうということを書いています。そして上手い比喩はそう簡単に思いつくものではないので、日頃から使い慣れましょうと言っています。

私はとにかく比喩が好きです。いや、癖になっていると言っても良いかもしれません。

とにかく「それじゃ○○と一緒ですね」と別の物事に置き換えてしまいます。

しかし、私は比喩の使い方でこの時期いつも悩んでいることがあります。それは「夏しか出ないもの」を見たり、聴いたりしたときの例えです。

夏になりますと夏専用の商品やサービスが登場します。いわゆる夏しか出ないものです。

私が思わず頭の中に思い浮かべるのが「ゴキブリ」です。

夏しか出ませんよね。

しかし、商品やサービスに例えるのにさすがに「ゴキブリみたいですね」という訳にはいきません。私は思わず言葉を飲み込んで、苦し紛れに「蚊取り線香みたいですね」「打ち上げ花火みたいですね」と言ってみるのですが、たいしたインパクトも無くいまいち的を得ていません。

なんせ「夏しか出ない」という動詞は「出る、出ない」です。

蚊取り線香は「使う、使わない」ですし、打ち上げ花火は「見る、見ない」でしょうか。

そもそも主語と動詞がぴったりこなければ比喩は成立しません。

夏限定で「出る、出ない」にぴったりな比喩を探し続けているのですが、なかなかこれというものにたどり着きません。
しかも単に夏に出る、出ないだけではなく、やはりインパクトがあって象徴的な存在でないと、比喩の説得力が欠けてしまいます。

比喩マスター(←自称)としては、バシッと決めたいのです。

そんなことを考えながら、これから暑い夏を迎えていきます。

皆さん、もし的確なインパクトのある「夏しか出ないもの」がありましたら、私にご一報いただけますと幸いです。末永く愛用させていただきます。
今日は、一つとても嬉しいお知らせをいただきました。

先月、私のプレゼン個別指導を受けていただいた方が本番発表で成功したそうです。
上司や同僚から急激に上達してない?ってかなり驚かれたそうです(笑)
そりゃプロが直接指導してますから、急激に上達して当然ですけどね(笑)

会社員の方は、お仕事の関係上詳しくはご紹介できませんが、この方は30代の男性でした。今までほとんどプレゼンというものを経験したことがないとのことで、話の構成から一つひとつ組み立てていきました。

今回もそうですが、経験の少ない方は、自分の意見を抑え気味に遠慮してしまう傾向があります。自分の意見をダイレクトに表現するよりは、一般的なハウツー公式に当てはめて無難な形にまとめようとしてしまいます。

しかし、それは間違いなのです。

どこかの借り物のようなプレゼンほど聴いていてつまらないものはありません。ここをいかにプレッシャーと戦って乗り越えるかが重要になるのです。特に、経験の少ない人ほど自分のオリジナルの画期的な主張を思い切ってできるかどうかが、その後にとても大きな影響を与えるようになります。

ですから今回も無難にまとめることは一切考えず、考えていることをそのままダイレクトに押し出す方法で進めました。その場合、ポイントは筋道がきちんと立っていること。自分自身になぜ?なぜ?なぜ?と繰り返し問いかけることで、主張の根拠がしっかりしてくれば話は成立します。

その結果、この方は見事プレゼンに成功したという訳です。

皆さんもあまり○○分析だの、○○法則だの、そういった一般的な形にとらわれることなく、自分の考えに素直になって勝負してみることをおすすめします。

皆さんが他人のプレゼンを聴くときと同じように、皆さんのプレゼンの聴き手もあなたの新鮮な素直な声を求めていますよ。
来週6月27日(木)新橋で18時30分より「これだけは押さえたい!提案書の書き方・伝え方の基本」と言うテーマでセミナーを開催します。

このセミナーは、私がプレゼンの個別指導を行っていて強くその必要性を感じたことから企画したものです。通常、プレゼンというのは必ずと言って良いほど「何かしらの提案」になるはずです。何かしらの課題や必要性を指摘してそれに対する自分の考えや改善策を提示するからこそプレゼンに大きな意味があるはずです。個別指導にいらっしゃる方もほぼ全員何かしらの課題解決について提案をしています。

ところが、多くの人は提案の基本がちょっと弱いように感じています。
それを外したらそもそも提案にならない・・・という点が結構あやしいです。
しかも具体的な細かいことは置いておいて、人に提案する時に一番重要になる基本的なポイントがあいまいになっています。やはり、どこまでいっても基本が大事です。なので、今回のセミナーでも徹底的に提案の基本にこだわって解説したいと思います。

一つ共通して見られる例をお話ししますと、多くの人は提案内容の主語が自分になっています。しかし、提案の主語は、必ず提案する相手になっていなければなりません。これは誰のための提案なのかを考えれば自然と分かるはずです。

確かに「提案する」のは自分かもしれませんが、「提案を受け入れる」のは相手です。したがって、相手が主体になるように内容をまとめなければなりません。しかし、そこが自分になってしまっているのです。
(私は)~をします(私は)~を提供します(私は)~ができます・・・といった具合です。

しかし本当に大事なことは、その次です。

それによって相手はどうなるのですか?そこを前面に打ち出していかなければなりません。
相手は何が変わるのか、相手は何を受け取れるのかということです。
聞けば単純で当たり前・・・しかし意外と見落とされているポイントです。

これと似たように基本中の基本で当たり前だと思っていても、意外に外している人が多い「提案の基本」について今度のセミナーでは詳しくお話をしていきたいと思います。提案がきちんとできれば、人もチャンスも自然とついてきます。そして、相手の課題解決が達成されればこの上ない充実感を味わうことができます。
そのためには、まずは提案の基本からしっかり足固めをすることから始めましょう。

一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。

参加申し込みはこちらから ⇒ これだけは押さえたい!提案書の書き方・伝え方の基本
先週14日金曜日に発売になりました『バスガイド流プレゼン術』、今日で5日目を迎えました。

すでに多くの方からFacebook、ブログ、あるいは直接ご意見、感想を頂戴しております。

また予約済みの本が到着してこれから読まれるというご連絡もいただいています。



とにかくたくさんの方に興味を持っていただきまして本当にありがとうございます。



また何軒かの訪問したところ平積みにしていただいている書店さんも多く感謝しております。

もっともっと多くの方に読んでいただいて『バスガイド流プレゼン術』旋風が巻き起こることを願っております。



読者のご意見の中で一番多かったのが、とにかく読みやすくて分かりやすいということでした。

従来のプレゼン本はマニュアルのようで何か味気ないものだったけど、この本はプレゼンをバスガイドさん、旅に例えているので楽しく読めたという声を頂戴しました。

これはまさに、バスガイド流プレゼン術のコンセプトそのものですので、それがストレートに伝わっていることをとても嬉しく思います。

一人でも多くの方にプレゼンは難しくない!自分にもできる!という勇気と自信を持っていただきたいと思います。



人前で伝えることがどんなに苦手だった方にも必ず背中を押す内容になっています。

まだお読みいただいていないという方は、是非WEBか書店にてお求めいただければと思います。

どうぞよろしくお願い致します。
バスガイド流プレゼン術 伊藤誠一郎のブログ-本2
バスガイド流プレゼン術 伊藤誠一郎のブログ-本3
バスガイド流プレゼン術 伊藤誠一郎のブログ-本1
私の著書『バスガイド流プレゼン術』は、いよいよ明日書店で発売になります。
Amazonでは、すでに発売となりました。購入はこちらhttp://tinyurl.com/mv4g7lr

そしてその『バスガイド流プレゼン術』ですが、非常にうれしいことに今週に入ってからいろいろな媒体に取り上げられてWEBで熱くなっています。

まず驚いたのは、あの天下のはとバス公式ページで大きく紹介されています。正真正銘のはとバス公認のプレゼン本となりました。バスツアーのポータルサイトでビジネス本が紹介されるのも珍しいですが、出版社の方いわくはとバス公認というビジネス書も見たことないとおっしゃっていました。
今回の本の巻末には私とはとバスのカリスマガイドさん2名で「人に伝えること」をテーマに対談を行っています。そして、とにかく私が「バスガイドさんは素晴らしいプレゼンターである」と称賛しているので、はとバスさんもご協力していただいたのだと思います。

それからもうもう一つJ-CASTモノウォッチの中のBOOKウォッチのコーナーでもご紹介いただいております。「笑顔で何時間もスラスラ説明するバスガイドさん。プレゼンもこんなふうにできたら。」というテーマでこの本の趣旨であるバスガイドさんのプレゼン力の素晴らしさについて詳しく書いていただいております。
しかも本の章立てと主なポイントまでご紹介してくださいました。
こちらをご覧いただくとこの本の概要がお分かりいただけると思います。

やはり、プレゼン×バスガイド、プレゼン講師×バスガイド研究家という組み合わせが珍しいようです。今までのプレゼンテーション本というのは、どこか教科書的、指南書的な難しいものが多かったように思います。また、特定の人物を取り上げてその人から盗めという内容の本も多数出ています。
しかし、バスガイドという特定の職業の人たちをお手本とした本は、今までほとんど例がなかったように思います。ですので、これからますますこの組み合わせを取り上げていただいて話題の本になってもらいたいです。
そして、多くの人に読んでいただき、役立てていただければこれ以上嬉しいことはありません。
皆さんどうぞよろしくお願い致します。


はとバス公式サイト紹介ページ http://www.hatobus.co.jp/outline/hc.html

J-CAST BOOKウォッチ http://www.j-cast.com/mono/bookwatch/2013/06/13177127.html

働く女性のウーマンタイプ http://womantype.jp/mag/archives/9171
みなさんこんにちは、伊藤誠一郎です。
私の初の著書『バスガイド流プレゼン術』~天才ジョブズよりも身近な達人に学べ~は、今週金曜日14日にいよいよ書店で発売となります。
それに先立ってすでにたくさんの方からご予約をいただいております。

ありがとうございます。

またまた発売前ではありますが、今回、働く女性のためのWEB情報誌Woman typeで大きく取り上げていただいております。

しかも書籍プレゼント付きです。

もともとWoman typeさんとは、4月のスキルアップ特集でプレゼンテーションについて「バスガイド式トーク術」というテーマでお話をしたのがきっかけです。

女性の中にはプレゼンテーションに対して苦手意識を持っている方がまだまだ多いようです。しかも一般的なプレゼン解説書はどうも難しくてよく分からない、プレゼンセミナーなんて恥をかきそうで怖くて行けない、という声も多いようです。

ましてやスティーブジョブズを見習えなんて・・・どう考えても自分とは結びつかない!というのが実情のようです。

確かに、私のセミナーでも同じことをおっしゃる方がたくさんいます。スティーブジョブズの場合、彼とアップルの商品が大注目されているという状況の上でプレゼンが成り立っていますから、一般のビジネスシーンに当てはまるかというとちょっと難しいかもしれません。

そこで私がお勧めするのがバスガイドさんです。

彼女たちは、一見旅の中心のようにも見えますが、あくまでサポート役です。お客さんに旅を満喫してもらうために、旅のプレゼンテーションをしているのです。このバスガイドさんの立ち位置と役割が、営業や会議、企画発表など実際のビジネスにはピッタリと当てはまるのです。

前回の特集記事でもTwitter上で「なるほど!これは役に立つ!」「バスガイドを見習うって面白い」というつぶやきがたくさんあったそうです。

そう、この『バスガイド流プレゼン術』は、自分が旅行客になったつもりでバスガイドさんの案内方法を見習えば、難しい理屈などを考えることなく、人に伝えるための秘訣が簡単に分かってしまうというものなのです。

その意味では、プレゼンテーションが苦手、何だかよく分からないという人に是非ともお読みいただきたい一冊です。それから、これまで解説書やセミナーでいろいろなノウハウは詰め込んだものの、単なる知識だけであまり実になっていないとお感じの方にもおすすめです。

本日を含め発売まであと4日となりました。

本書によって一人でも多くの方にプレゼンテーションの苦手意識を克服し、自分の得意技にしていただければと思います。そして、ビジネスの活躍の場を大いに広げていただければと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

こちら ⇒ 働く女性のWoman type
みなさんこんにちは。
プレゼンテーション講師/バスガイド研究家の伊藤誠一郎です。

私の初の著書『バスガイド流プレゼン術』がよ6月14日に発売になります。残すところあと2週間とちょっととなりました。すでに多くの方から「プレゼン×バスガイド」というテーマが斬新だと大きな反響をいただいております。

そこで本日は、本の予告編として冒頭の「はじめに」を公開します。
なぜ私がバスガイドさんに注目することになったのか?なぜプレゼン×バスガイドなのか?この本に何が書かれているのかがお分かりいただけます。こちらをお読みいただいて発売をお待ちください。


~バスガイド流プレゼン術~

●はじめに

私は、プロのプレゼンテーション講師です。会社員や起業家に対して、セミナーや個別指導、企業研修を通じてプレゼンテーション力向上の支援を行っています。
もともとは医療業界で、病院向けシステムやコンサルティングの仕事に15年以上携わっていました。提案営業やプロジェクトマネジメントで、医師や看護師を対象に年間100回以上のプレゼンテーションを行っていたのです。
私は特にベンチャー企業での経験が多く、実績、総合力で圧倒的優位に立つ競合大手を押しのけ、提案コンペでの勝率は業界平均5割を大きく上回る8割を誇っていました。その実績が噂となり、なんと取引先やグループ企業から、代行プレゼンターになってほしいという要請を受けたこともあります。
こうした経験から、これまでに1500人以上のビジネスパーソンに簡潔でわかりやすいプレゼンテーションの秘訣をお伝えしてきました。その中で言い続けているのは、「プレゼンターはバスガイドになりきりましょう」ということです。
では、なぜバスガイドなのか。
今から5年前、私は車生活を卒業しました。もともとスポーツタイプの車でドライブするのが大好きでしたが、仕事が忙しくなる一方で運転する時間が取れなくなったので、保険、税金、駐車場代などのコスト削減を理由に思い切って売却してしまいました。
しかし、しばらく経つと、たまには車でどこかに出かけたくもなります。そんなときに、たまたまインターネットで見つけたのがバスツアーでした。
自分で運転こそできないものの、決められた時間と場所に行けば、バスに乗っているだけで各地の魅力的な観光スポットを効率的に楽しむことができます。
最初に参加した日帰りの「栃木イチゴ狩り&日光東照宮散策」の旅で、一口では頬張りきれないほどの大きな真っ赤なイチゴと自然に囲まれた厳かな雰囲気を満喫して、私はすっかりバス旅行の魅力にはまってしまいました。
それ以来、時間を見つけては毎月のようにバスツアーに参加しています。

バス旅行の魅力の中でも私が特に感動し、衝撃を受けたのが、バスガイドさんの案内の素晴らしさでした。
彼女たちは、ただ車窓からの景色や観光スポットを案内しているのではありません。旅行客と正面から向き合い、出発点から終着点まで一貫した流れの中で、旅の楽しさを作り上げていきます。
旅の行程や観光スポットの詳しい案内を正確に行うことはもちろん、ユーモアのある小話や旅行客との当意即妙なやり取りで笑いを取ったり、歌まで披露したりします。しかも、カンペなどに一度も頼ることなく、見事にそれらをやってのけるのです。
私は気がつきました。
バスガイドさんは、いわば、旅の楽しさを伝える最高のプレゼンターなのだと。バスガイドさんの役割、取り組みの中に、ビジネスプレゼンテーションにおいてプレゼンターが見習うべきポイントが数多く凝縮されているのだと。私は、実に意外なところに、プレゼンテーションの最高のお手本が存在していることを発見してしまったのです。
それからは「バスガイド研究家」として、いろいろなバス旅行に参加し、実務経験者から実際の取り組みや苦労話を聞いてきました。そして、彼女たちの案内方法とプレゼンテーションとの共通点を徹底的に研究した結果、この本ができ上がりました。

おそらく皆さんも、バス旅行に参加した経験があると思います。学生時代の遠足や修学旅行でも構いません。バスガイドさんの存在をちょっと思い出してみてください。
バスガイドさんの案内によって、旅の行程がよく理解でき、道中では期待感が高まって一つひとつの観光スポットがより強く印象に残ったのではないでしょうか。
バスガイドさんがいたからこそ、「楽しかった旅」という思い出が刻まれ、「機会があればまた参加したい」という気持ちになったのではないでしょうか。
つまり、バスガイドさんは旅行客に楽しい旅をプレゼンテーションしているのです。
さらに彼女たちは、状況に合わせて臨機応変にプレゼンテーションをコントロールする優れた柔軟性も持ち合わせています。
旅と一言で言っても、山や海、食べ放題や温泉、テーマパークなど見どころ・楽しみどころはさまざまです。また、参加する旅行客も、小さな子供のいる家族連れや学生同士のグループ、若いカップルや中高年の夫婦など年代や性別によってさまざまです。
バスガイドさんは、こうした状況を的確に捉えて、たとえどんな旅行客であっても確実に旅を満喫してもらわなければなりません。そこには、徹底的に相手を見て、相手のことを考え、相手に合わせていく姿勢が存在しています。
プレゼンテーションも同じことです。
テーマも、伝えるべき内容も、聴き手もさまざまです。その中でプレゼンターには、聴き手という旅行客と正面から向き合い、話の内容を心から満喫してもらうという使命があります。つまり、プレゼンターに求められる役割は、そのままバスガイドさんの役割と重なってくるのです。
この両者の共通点から、印象に残るプレゼンテーション、わかりやすいプレゼンテーションを実践するための秘訣をシンプルに導き出すのが本書の目的です。

今やいろいろな場面で、ビジネスにおけるプレゼンテーションの重要性が叫ばれ、成功のためのノウハウが熱く語られています。アップルの故スティーブ・ジョブズ氏のようなプレゼンテーションの名手に学ぼうといった本も刊行されています。
しかしプレゼンテーションは、断片的な知識ばかりを集めても、それだけでは実践にうまく結びつきません。私がセミナーや個別指導でお会いする方からも、「頭ではわかっているはずなのに、なかなかできない」といった悩みの声が数多く聞かれます。
知識を実践に変えるためには、シンプルな気づきが不可欠です。
そのために、一度プレゼンテーションのシナリオを考える机の上から離れてみましょう。資料を作るときのパソコンの前からも離れてみましょう。そして、プレゼンテーションを行う会議室から出てみましょう。
ちょっと視点を変えて、自分が旅に出ているつもりで、バスガイドさんの案内を聴いているつもりで、プレゼンテーションを考えてみてください。
「旅ってどういうものだろう」「バスガイドさんはどうやって案内してくれるだろう」ということに思いを巡らせれば、プレゼンターの役割に自然と気づくようになります。
また、「こんな旅はないよな」「こんなバスガイドさんがいたら嫌だな」と逆説的に考えれば、プレゼンテーションがうまくいかない原因がはっきりとわかるようになります。
誰もが知っている身近な存在ですから、イメージするのは難しくないはずです。

実際に、セミナーや個別指導、企業研修でこの「バスガイド流プレゼン術」を聴いていただいた方からは、「頭の中がすっきり整理できた」「具体的な取り組み方がわかった」「自分が今までダメだった理由に気づいた」という声を数多くいただいています。
また、その後の実務において、「新しい企画が満場一致で承認された」「プレゼンコンテストで優勝した」「昇進試験に合格した」など成功事例もたくさん報告されています。
本書によって、皆さんにもぜひ、プレゼンテーションに対する新たな活路を見出していただきたいと思います。そして、「プレゼンテーションは難しくない」「これなら私にもできる」と自信を持って、人前に出ていく勇気をつかんでいただけたら、筆者としてこれ以上嬉しいことはありません。
さあ、これから私と一緒にプレゼンテーションの旅に出ましょう。
私は、前職の医療システムの仕事で提案コンペを数多く経験しました。
その勝率はなんと8割でした。業界的に普通は5割取れれば十分という状況でしたから、私はかなり高い受注率を誇っていました。病院は絶対数が多くありませんので、一般の中小企業向けのビジネスに比べれば、コンペの案件数は少ないかもしれませんが、その分、一回の勝負はとても大きな意味を持っていました

では、なぜそれほど高い勝率を上げることができたのか?
その理由は、聴き手の情報収集にあったと思っています。
以前にもこのブログに書きましたが、私はコンペ会場で必ず他社のプレゼンに壁越しに聞き耳を立てていました。普通は、待合室の椅子に行儀よく座って待つもので、そんなことをしているのは私一人だけでした。しかし、戦うためには敵を知ることも大事ですから、周囲のことなど気にせず、とにかく壁に張り付いていました。

すると、大手企業を含め他社が通り一辺倒のカタログ説明のようなプレゼンをしていることが分かりました。私は、資本金、社員数、実績どれをとっても子供のようなベンチャー企業にいましたので、何か武器を作らなければ勝負になりませんでした。そこで、力を入れたのが聴き手の情報収集でした。
相手のキーマンは誰か?表向きだけではなく影のキーマンはいないか?そのキーマンは何を考え、何を重んじるタイプか?それを重んじる理由はどこにあるのか?など、自分たちの足を使うことはもちろん、それを知っている人を何とか探し出し、情報収集に奔走しました。時には、キーマンである院長が過去に勤務していた病院の関係者に「何を優先する決め方をしていたのか」を聴きに行ったこともありました。

人によって、実績を重んじる、柔軟な対応とコミュニケーション力を重んじる、とにかく費用対効果だけで判断するなど、いろいろな考え方があります。それを当てずっぽうでプレゼンを行っていては、勝率は絶対に上がりません。泣く子も黙る超有名ブランド企業であれば、まだ話は分かりますが、ベンチャー/中小企業では全く歯が立ちません。ですから、時間の許す限り、使える手段は何でも使って、とにかく正確な情報を入手することが不可欠になります。そうして私は勝ち星を一つひとつ積み上げていきました。

プレゼンでは聴衆分析という言葉がよく使われますが、単に何となく相手のことを想像するだけでは不十分です。もっと聴き手の頭の中に入り込むような思考と活動を徹底的に行わなければなりません。そうすればきっとコンペの勝利はあなたにグッと近づいてくるはずです。
昨今、ビジネスパーソンの間で会議の進め方に関する注目が高まっています。

会議に関するビジネス書、雑誌の特集記事、セミナー研修など、実にたくさんのコンテンツが世の中に流通しています。まだまだ有意義で効率的な会議ができない職場が多いようです。

私もプレゼンテーションのオプション的な扱いで、年に2~3回程度ですが「決まらない、終わらない会議に決別する」というテーマでセミナーを開催しています。毎回、必ず20名以上のご参加があります。

そこで一つ気になることがあります。そして言いたいことがあります。

世の中の会議コンテンツのほとんどは、社内を想定したものです。部署間のコンセンサスの取り方、上司や部下などのコントロール、士気の高め方などが中心に語られています。

もちろん、そこにニーズが集中しているからだと思われます。私のセミナーでも社内会議の円滑化を念頭に参加される方が半分以上です。

しかし、社内会議で悩んではいけません。

ビジネスでは、社外会議という戦いの場が存在するのです。社内の話し合いでくよくよしていては、社外会議では太刀打ちできません。私は、会社員時代、社外会議が9割を占めていたのでよく分かります。

私は、社外会議は海、社内会議はプールだと思っています。
そして、その進め方は泳ぎ方です。

どちらが泳ぐのが難しいかといったら圧倒的に海です。
海には、まず波があります。自分が進みたい方向に対して、気まぐれのように四方八方から別の力が加わります。時には後押しをしてくれたり、時には真正面から逆らって来たりと大変です。また季節によっては「くらげ」や「うに」に刺されるかもしれませんし、見たこともないグロテスク深海魚が上がってきて足に噛みつくかもしれません。ヨット、ボート、漁船が通過するかもしれません。

つまり、社外会議は頭上から足元、近くから遠くまで、常に周囲の状況にアンテナを張って泳いでいかなければならない難しい取り組みなのです。初めて会う人たちの考え方、気質、人間関係などを探りながら、一つひとつ丁寧に進めていくデリケートな作業なのです。

それに比べて、社内会議はプールですから難しいことはありません。
枠の中に水が張ってあるだけですから、何も驚くことはありません。

波も無ければ、船も深海魚もクラゲもいません。よく知った仲間の場合がほとんどなはずです。良く知っているからこそ難しいこともあるかもしれませんが、社外での過酷さに比べたらたいしたことはありません。メンバーの考え方も気質も人間関係も一通り分かっているのですから、ゼロから探ることから比べたら雲泥の差です。

ですから、本当に会議スキルを高めたいと思ったら、社内バージョンでいろいろ考えるよりも、社外会議に取り組んだ方が効果的です。効率的に簡潔に話し合いを取り仕切るスキルが身につきます。

特に、会社員の方は、自分の一存だけで社外会議を増やすというのは難しいかもしれませんが、まずはこのぐらい大きな差があるということを認識していただきたいと思います。

そして、あまり難しく考えず、くよくよ悩まないことが、社内会議をスムーズに進める上で必要なことなのです。是非、今後の参考にしていただけましたら幸いです。
最近、人のプレゼンテーションを聴いていて気になることがあります。

それは「○○○○の法則」を引用する人が多いということです。

大昔から世界的に語られる法則はたくさんあります。特に海外からの輸入物が多いでしょうか。
メラビアンの法則、パレートの法則・・・すいません、私はそういう法則の類に疎いもので具体例があまり挙げられません。
特に、人間関係や心理学の分野の人たちが多用している印象があります。

なぜ疎いのかと言うと、私はそういう法則を使って説明をすることがないからです。
私は、できればそうした有名な法則の引用はプレゼンテーションであまり使わないことをお勧めしています。

なぜなら、大昔にどこかの誰かが提唱した有名な法則は、あなたが言わなくても調べれば分かることだからです。

つまり、代弁、紹介でしかないということです。

そういう話は聴いていてあまり面白みが感じられません。
確かに素晴らしい画期的な法則なのかもしれませんが、思ったほどのインパクトはありません。

やはりプレゼンテーションはメッセージが命です。

プレゼンターが自分の言葉で自分の素直な考えを伝えるからこそ、聴き手は話にありがたみを持って受け止めてくれるのです。

ですから、思い切って「自分の法則」を考え出してみましょう。

世の中の様々な事象を細かく観察、分析して、自分オリジナルの新たな法則を編出すのです。
それこそがプレゼンテーションであり、メッセージになりえるのです。
今まで聴いたことのない全く新しい考え方でしたら、聴き手は新鮮な感動を持って受け止めてくれます。
それは簡単なことではないかもしれませんが、だからこそ取り組む価値があるのです。
そして、法則が出来上がった時に人に伝える意味があるのです。

私の「バスガイド流プレゼン術」は、私の完全オリジナルの考え方です。

プレゼンが苦手な人はバスガイドになりきれば、必ず上達するという一つの法則です。
プレゼンターはバスガイドさんを見習いなさいということは、全世界どこを探してもおそらく私しかいないでしょう。

だからこそ多くの人が「どういうこと?」「なんでバスガイドなの?」と興味を持って聴いていただけるのだと思います。

是非、みなさんもできるだけ多くの「自分の法則」を見つけ出してプレゼンテーションに活用してみてください。