みなさん、こんばんは。


ナレッジステーションの伊藤です。



今日は、ちょっと真面目にビジネスの話をしたいと思います。


みなさん、民間の気象予報のウェザーニューズって会社ご存知でしょうか?


携帯サイトや桜の開花予想で名前を聞いたことがあるんじゃないでしょうか。




その会社にちょっと知り合いがおりまして、これはその人から聞いた話なんです。


その昔、天気予報で「洗濯指数」とか「ビール指数」っていう言葉が流行ったのを


ご記憶でしょうか?ちょうど80年代後半から90年代ぐらいでしょうか。


TVの天気予報で頻繁に指数が使われていました。




実はこの表現方法は、ウェザーニューズという会社が考えたものなんです。


その誕生話というのがちょっと面白いのです。


当時、ウェザーニューズは、TV朝日と民間会社が作る新しい天気予報番組


というのを企画していたそうです。契約が完了し、いざ放送に向けて準備を


進めていたところ、一つの大きな大きな問題にぶち当たりました。




今は、気象予報士という国家資格を持った人であれば、メディア等で自由に


天気予報の解説が出来るようになっていますが、それは規制緩和による


予報の自由化がなされたからなのです。


しかし、当時は気象業務法という法律があり、メディア等で広く一般に


流せることができるのは、気象庁と日本気象協会の見解のみという


規制がなされていました。




つまり、ウェザーニューズの見解で自由に晴れとか雨とかを判断して


情報を流すことが出来なかったのです。このままでは企画倒れ。


TV局との契約も白紙に戻して、断念せざるを得ない状況です。


しかし、このままでは終われないということで、考えに考えたそうです。




そこで生まれてきた苦肉の表現方法が、「洗濯指数」「ビール指数」という


国民の生活により密着させたものだったのです。


そしてこれが視聴者から分かりやすいと大評判になったそうです。


例えば、主婦には明日洗濯が干せるのか干せないのか、ビール好きの人には


どのくらい美味しく飲めそうなのか、天気の具合がダイレクトに伝わったからです。


これなら晴れとか雨とか、降水確率何%とか規制されている表現には


一切触れていませんので、法律の問題もクリアになっています。




一度は諦めかけたことでも、何とか頭をひねって、生み出した結果が


むしろそれを求めている人のニーズにばっちりはまったという訳です。


このように世間では、すでに当たり前の事実で誰もが無理と思い込んで


しまっていることは多いと思います。


そんな時、私はこの「洗濯指数」「ビール指数」の話を思い出すように


しています。いまさらそんなの、他でいくらでもやってるから無理だよ。


そこで諦めてしまったら、それっきり。


ちょっと角度や方法を変えてみるだけで、まだまだ新しいことが出来る


そう考えていろいろなことに取り組むようにしています。


決して簡単なことでは無いでしょうが、やはり考え続けることが大事なんだと


思います。皆さんも是非、参考にしてみてください。




それでは、また。