『精神エネルギー』

~ Spiritual Energy ~
政木和三

 

 

 

 

第四章 心の構え

 

 

◎ 発明と奇跡 ②

 

 

 

 私の現在までの発明品は八百種以上にもなるが、それらはすべてインスピレーションによって十秒間ぐらいで思いついたものである。

 思いもよらぬ新製品の設計図が、頭の中に忽然と浮かび、それに二次、三次の改良がなされ、十分後にはもう完成品としての設計図が得られ、現物を試作すればそのまま商品として通用するのである。

 たとえば、神経低周波治療器ヘルスアップ・ビメークの場合も、

 『キリストのように手を差しのべるだけで病気を治すものを造れ』

 との神の意志によって、最低の部品数の治療器ができた。

 それを公立病院で治験例をとってもらうと、九〇パーセント以上の有効性が認められた。

 また、バイオリズムを表示するバイオメートも、十秒間ぐらいで完成した。

 それを市販するとバイオリズム協会からいろんな文献が送ってこられ、バイオリズムが世界的に研究されていることを知ったわけである。

 ただ、協会のもと、私のバイオメーターの間に半日のずれがあったので、それを訂正して現在のバイオメートとなった。

 最近の新製品としては、バイオライトという電気スタンドがある。

 このスタンドの開発も意識して行なったものではなく、林原生物化学研究所の林原社長が週刊誌を持って私の研究室へ来られたときの一言に端を発したものである。

 『発明王エジソンの生まれた町では、電球が非常に永持ちで二十年も三十年も切れないとこの週刊誌に載っている』

 そしてその原因は、現在でも直流電源で点灯していると書かれてあった。

 その記事がきっかけとなって、電球を永持ちさせる実験が始まり、特殊スイッチによって、日本でも二十年間ぐらいは電球が使える方法が見つかると同時に、電球を非常に明るくする方法、家庭用の一〇〇ボルト電源から、普通の四〇ワットの電球を使用して二倍以上の明るさとすることが可能となった。

 

 

 


 さらに、人間の眼にとって最も望ましい光とは何かを研究した結果、朝の太陽の光に近いスペクトルの光を実現させ、画期的な電気スタンド、バイオライトの完成となった。

 このスタンドを小学生が数ヵ月使用したところ、視力が非常によくなったとその親から報告が入った。

 近年に普及した蛍光灯は、電力の省エネだけを考えたものである。

 白熱電球は電力の数パーセントの光にしかならないが、蛍光灯は一〇パーセント近くなることで重用された。

 しかし、光のスペクトルは一部しかなく、青とか緑とか、蛍光物質の持つ光だけしか発光しないのである。

 蛍光灯だけでは植物は育ちにくく、同化作用には可視光線外の赤外線が必要であることが知られている。

 人類の発生から三百万年、動物の誕生からは数億年もの間、生物は太陽の光のもとで生きてきた。

 それが突然に人智による光に変わった。

 そのうえ、交流電源による点灯のために、一秒間に百回から百二十回も点滅している光を常用することにより、視神経の疲労が激しく、視力がどんどん低下してゆくのは当然であろう。

 この自然光に近い光の電気スタンドによって子供が勉強すれば、太陽光と同じ感じとなり、目は自然に良くなるものである。

 また、熟年の人がこのバイオライトを使って読書したとき、二、三時間ぐらいでは少しも疲労しないことが報告されている。

 このバイオライトは、交流を直流にしているために光のちらつきの原因がまったくなくなり、フィラメントの温度を高くするために高温輻射となり、太陽光に近づくものである。

 生物は自然の環境に順応しながら数億年を生き抜いてきた。

 発達してから日の浅い現代科学には未完成の部分が多い。

 新製品を作るときは、自然に存在する物に近似したものを作るべきである。

 私が神経の研究をしていたとき、神経の中に含まれているコンデンサは電圧と電流の位相差が完全に九〇度となり、損失が皆無である事実を知ったが、自然の偉大さを身をもって知らされたものである。

 エレクトロニクス技術が、今後どれだけ進歩しても、損失がゼロのコンデンサは永久に造ることは不可能だと思う。

 また、イルカの速度が非常に速い原因は、造波抵抗のないことである。

 船は必ず波を立てて走るが、イルカは表面の筋肉の力によって、波を消しながら泳いでゆく。

 波がなければ、一割くらいの力で進むことができる。

 このように、人間は自然に学ぶべきことが無限にある。

 新製品の開発を志す人々は、人工的なものではなく、自然に近いものを作ることによって、シンプルで最高の製品を得られよう。

 またゴルフの話になるが、昭和五十五年一月二日、伏尾ゴルフクラブの『初ゆめ杯』の日、私は第一打に力が入り、ボールは大きく左に切れて深い谷底へOBとなった。

 このボールは新品のマックスフライの8番であった。

 私のイニシャルMを、その朝フロントで書き入れたばかりのものである。

 そのボールが、つぎの瞬間にポケットへ戻ってきた。

 そして、インスピレーション。

 その打法では、力(りき)むと左へボールが飛び出す。

 その方法をやめて新しい打ち方をせよ、と十ヵ条の教えがあった。

 それが『直線軌道スイング』である。

 この新しい打ち方をすれば、ボールは真っすぐにしか飛ばない。

 そして飛距離も十分に出る。

 私は六十四歳で三〇〇ヤード飛ばしたこともある。

 この打ち方は、拳法、野球、テニス、居合術等すべての極意に通ずることを知らされたが、私は拳法も居合術も知らない。

 ただ私は若いころから骨身惜しまず、他人の研究に協力した。

 自分の時間を犠牲にしてまでその人のための試作実験を行なったために、自分の専門外のことを多く知ることになった。

 その専門外の学問が現在の多種多様の発明の原動力となっている。




精神エネルギー
初版発行:一九八七年六月二五日
重版発行:一九九三年
著者:政木和三
発行人:赤尾文夫
編集人:新井政義
発行所:株式会社 旺文社
    東京都新宿区横寺町五五
    〇三-三二六六-六三七二(編集)
    〇三-三二六六-六四一四(販売)
印刷:日新印刷㈱
製本:有限会社 市川第二製本所
©1987,Kazumi Masaki
Printed in Japan(303035)
ISBN 4-01-071062-4

 

 

 

 政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 

 

 政木和三先生の廃刊御著書

 

『精神エネルギー』

~ Spiritual Energy ~

 

を掲載させていただいています。

 

 

 

 政木先生の御教えである

『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』

との仰せを引き続き継承するため、

今後も少しずつではありますが、

何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、

政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、

皆様には引き続きのお付き合いの程、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

深謝

m(__)m

 

 

 

 

 

完全オーダーメイド組み立て一式品

『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』

(特許第3510016号)

物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として

政木和三先生がご発明なされた初期の頃の

元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!

ご用命の際は

下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。

 

令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器

 

画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた

元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)

 

 

 

元祖!本家本元!! 

神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較

 

 

提供:株式会社ケネスト

info@knestinc.jp

 

税込¥330,000,-

 

2024年8月1日よりクレジットカード決済が出来る様になりました。

クレジットカードでの一括払い・分割払い・リボ払いをご希望の方は

お申し込みの際に『クレジットカード決済を希望』とお申し出くださいませ。

なお

2台目以降のご用命より適用させていただきますが

1台目を定価にてご購入いただきましたお客様へは無条件

30%割引き

税込231,000円

で販売させていただきます。

 


≪ご注意事項≫

 

この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。

完全オーダーメイド方式のみにて

ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で

組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。

そして

ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は

政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた

当時のアナログ回路方式の復刻版として

ありのままに復元した内容構造の機器となっています。

しかしながら

現在の日本国憲法を遵守するにあたり

この機器の内容構造は

人体への使用が禁止される対象品となっています。

ゆえに

全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上

ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。

また

当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので

上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう

何卒、宜しくお願い申し上げます。

なお

機器への一年間の無償保証はもちろんのこと

その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に

引き続き対応させていただきます。

 

 

 

保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年

~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~

 

 

 

≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫

 

旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定

(通常30分に設定しています)

可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、

今回復活させました復刻版 磁力線発生器には

最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。

(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、

ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)

 

画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が60分設定になっています)

 

画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が1時間設定になっています)

 

 

 

最後に

当方は販売等々に一切関わっていませんが

元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています

家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は

正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ

そして

元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない

家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は

製造販売元の株式会社セルパワー様へ

それぞれ直接に

お問い合わせくださいませ。



 

 

 

KNESTinc.