『精神エネルギー』
~ Spiritual Energy ~
政木和三
第二章 地球と人間の科学
◎ 物質はサイクルしている
--- 物質の輪廻転生 ---
地球上に植物、動物が棲息するようになってから数億年の永い間にわたり、公害は発生していない。
ところが人間が科学文明を得たわずかな百年の間に地球は非常に汚染され、このまま進めば数十年を経ずして動植物が生存困難な状態となるのではないだろうか。
科学力の少なかった百年前までは、地球上のすべての物質が輪廻(りんね)転生するように循環していた。
たとえば燃料について考えてみても、昔は、山へ薪(たきぎ)とりに行ったおとぎ話のおじいさんのように、山から木を切りだしてそれを燃やしていた。
木は燃えることによって炭素と水素と酸素になり、水素と酸素は水となり、炭素は地上に戻って輪廻(サイクル)していた。
それが現在はサイクルしない燃料、石油の使用によって、種々の汚染物質を空気中に放出している。
肥料にしても昔はわれわれ人間をふくむ動物の糞尿(ふんにょう)を畑に撒布し、それを栄養として食料品が生産され、それを動物たちが食としてまた糞尿を作る。
このように循環していたために、自然界はバランスを保ち続けてきた。
それが五十年ぐらい前から化学肥料の生産、二十五年ぐらい前からは合成洗剤の開発によって、国民のすべてが汚染に協力することになった。
洗濯も、昔(と言っても昭和二十七年以前)は、天然の動植物油を材料とした石鹸が用いられていたが、昭和二十八年から石油を材料とした合成洗剤が市販され、現在はほとんどこれが使用されている。
石鹸のカスは自然のサイクルの中で除去されるが、合成洗剤のカスは下水に流したあと、分解されないまま川や海へ注ぎ込まれる。
そしてリン酸は未分解のまま毎年十数万トンも沿岸の海中に流入するために、水が富栄養状態となり、動植物プランクトンが異常に発生して、海はたちまち酸欠状態となり、魚を殺すことになる。
下水処理を行っても、洗剤中の主成分を完全に分解することは不可能であり、特にリン酸塩は二次、三次の処理を要して大変な費用がかかる。
海水に流れ込んだ合成洗剤は、魚類の体内に入り、それを食糧とした人間にはなんらかの害があっても当然のことであろう。
今こそ、合成洗剤の製造および使用を、考え直す必要があるのではないだろうか。
自動車にしろ、合成洗剤にしろ、一般社会人の悪意なき行為が、そのまま人類および地球上の生物を滅亡させる方向に動いているのである。
世の指導者は、まず科学技術の開発において、公害をもたらすものを規制し、どれほど便利でも、利用価値が高くても、生物の存続を危うくするようなものはすべて廃止すべきである。
私たちの子供のころは、どこの海においても水浴びと潮干狩りが楽しめた。
五十年前の海を知っているものにとって、現在の海とは何であろうか。
心なき人々の悪意なき行為によって、汚れきってしまった以外の何ものでもない。
地球上に生物が出現して以来の三十数億年間は、天然の法則に従って、すべてが輪廻転生してきた。
生命を持ったものが死んだ後は、それが元の地へ還(かえ)り、そして、つぎの新しい生命の源となる。
空気中の炭酸ガスも、植物の同化作用で酸素として生まれ変わり、動物はそれを生命の源として生きてきた。
空気、水、そして地球上の物質は、輪廻転生の形によってグルグルと循環していつまでも無限の生命を保ってきた。
人間も肉体は五十年または八十年間の使用により老衰となって死亡し、土に戻り消滅してゆくが、肉体を支配した生命体は、未来永劫(みらいえいごう)に生き残り、つぎの肉体に宿るものと考えられる。
もしも、生きている間だけが人間の全部であれば、精神修養とか、善行を積む必要はないのではないか。
死後の自分、そして来世の自分のために、現世の修行が必要なのではないか。
物質の輪廻転生と同じく、人間の生命体も輪廻転生してゆくものと考えたとき、つぎの自分が数百年後に地球に生まれたとき、自分の住む地球を確保するためにも、自分の手によって地球の汚染をくいとめなくてはならないのである。
精神エネルギー
初版発行:一九八七年六月二五日
重版発行:一九九三年
著者:政木和三
発行人:赤尾文夫
編集人:新井政義
発行所:株式会社 旺文社
東京都新宿区横寺町五五
〇三-三二六六-六三七二(編集)
〇三-三二六六-六四一四(販売)
印刷:日新印刷㈱
製本:有限会社 市川第二製本所
©1987,Kazumi Masaki
Printed in Japan(303035)
ISBN 4-01-071062-4
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
『精神エネルギー』
~ Spiritual Energy ~
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
元祖!本家本元!!
神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
提供:株式会社ケネスト
info@knestinc.jp
税込¥330,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は
製造販売元の株式会社セルパワー様へ
それぞれ直接に
お問い合わせくださいませ。