『精神文明と奇跡』
政木和三
著書装幀:横尾忠則
第4章 心の構え
◎ おちこぼれと非行少年 ②
----- 類をもって集まる -----
学生の暴力
十年ほど前は、大学生のヘルメット、ゲバ棒の暴力が騒がれ、数年前は高校生の暴力が取り沙汰されたが、いまは中学生の校内暴力が報道されるようになった。
このように、学生の暴力事件の年齢が低下してゆく原因は何だろうか。
現在の大人はよく考えてみる必要がある。
新聞の報道(昭和五十六年三月七日のサンケイ新聞)によると、大阪府下だけで五十一年から五十六年の間に先生が生徒に殴られ大ケガをし
『公務災害』
の認定を受けて治療したケースは百十一件にのぼるという。
終戦後の我が国に流入した自由主義は、国民に対して、明と暗の二種の影響を与えた。
長い間、しいたげられた貧民にとっては大きな福音となったであろうが、怠惰(たいだ)を主義とし、働かなくても、政府が生活を保証すべきだと思っている人達、またはそのような気持ちで政権をとろうとしている政治屋にとっては、自由と奔放とを取り違え、勤勉、実直は保守派を守る「とりで」だから怠けて働かず、しかも生活できるような世界にすべきだと主張した。
大学生の暴力事件の多かったころ、筆者の教室に在籍の学生の一人が、ゲバ棒のお先棒をかつぎ暴れ回ったことがあった。
その学生が学部を卒業し、大学院に入学するとき、某会社から奨学金の話があり、その会社で面接したとき、ペラペラとゲバ棒をかついでいることを得意気にしゃべってしまった。
会社の人事から、
『奨学金を出そうと思っていましたが、ゲバ棒、ヘルメットでは困ります。
お断りします』
と、来学された。
そこで、
『本人は、とても純情なよい学生ですから、何とかお願いします』
と、言えば、
『それでは、あなたが責任を持ってくれるなら出しましょう』
と言われ、
『では私が全責任をとりますからよろしくお願いします』
と引き受けた。
そして、その学生を呼び、このように私の責任によって引き受けたが、君はどうする気かと聞いたところ、しばらく考えて、
『ヘルメット、ゲバ棒を今日限りやめます』
と誓い、その日から学生運動の反対側に立つようになった。
この学生は、伊東から学校の寮に入り、独りのさびしさから、そのような学生運動に入ったものらしい。
ある日、
『通学の電車代を払わぬことにした』
という。
『上部からの指令により、乗車券を買うことは資本家に協力することだから、無賃乗車している』
ともいう。
それでは全員が無賃乗車すれば、電鉄の従業員の月給は誰が出すのかといえば、
『それは政府がすることである』
と、いとも簡単に答えた。
その政府から出す金は税金ではないか。
税金はどうするのだと聞けば、
『そのようなことは考えてもいない』
と。
自分の主義主張は全くなく、ただ、その団体上部からの指令だけを鵜呑(うの)みにして善悪の判断もできないのである。
このような人々が、父となり母となって子供をしつければ、その子供がはずれた道を平気で進むようになるのは当然だろう。
いまこそ小学校のころから、真の人間のあるべき姿を根本的に教えなくてはならない。
〇 自分のやっていることは、自分にとってほんとうによいことだろうか。
○ 自分のやっていることは、他の人にどんな影響を与えるだろうか。
○ 自分のやっていることは、社会に対して少しでも貢献しているだろうか。
○ 自分のやっていることは、自分の国にとってよいことだろうか。
○ 自分のやっていることは、世界人類にとって何かプラスになっているだろうか。
○ 自分はいま、自分がこの世に生まれ出たことを有意義に行使しているだろうか。
最低の線として、世に益にならなくとも、世に負担をかけないだけの心構えが必要であろう。
自分ひとりが生きて行くために、人にだけは迷惑をかけないだけの人間でありたいものである。
人間がこの世に生まれ出た一つの目的は、自分の人間性を向上させるためである。
他人に迷惑をかけることは、社会に対してマイナスとなり、生まれてこない方がよい部類の人間である。
自分が働き、精神的に努力し、世に少しでも貢献ができて、初めて自分がこの世に生まれ出た値打ちがあるというべきである。
精神文明と奇跡
第三刷発行:昭和五七年九月二十日
著者:政木和三
発行者:後藤房子
発行所:日新社
岡山市尾上二七七〇 電話〇八六二(八四)二一二一
印刷書:山陽印刷株式会社
岡山市中山下二丁目五-五〇-一〇一
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
『精神文明と奇跡』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
元祖!本家本元!!
神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
提供:株式会社ケネスト
info@knestinc.jp
税込¥330,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は
製造販売元の株式会社セルパワー様へ
それぞれ直接に
お問い合わせくださいませ。