来週からネジの工場で働く事になりました。続くかどうかわかりませんが・・・
↑昨日金曜に金価格が急騰しました。単一の理由ではなくていろいろ重なっての結果なのでしょう。
植田ショック前の高値まではまだ戻らないとは思うのですが、少し心に余裕ができました。ほぼ全財産を金価格に突っ込んでいますから気が気ではありません。稼ぎがあった頃はほったらかしで相場の値動きなど全く気にならなかったのですが。
武術武道刀で柄を外すのは
— dora (@RobeltDora) September 21, 2024
1.外装がぶっ壊れた
2.後進に譲るえ故研ぎに出した
3.使用続行するが切れなくなったので研ぎに出した
のいずれかに限るぞ! https://t.co/Ls6fpR0q3p
武用の刀は柄を外さない方が良い。緩くなるから。これ自体はよく知っていたつもりでしたが、思っていた以上に外さない方が良さそうです。
今までは年に2回くらいは柄を外してハバキ裏に油を塗っていたのですが、もうやめておこうかなと思います。
刀は鑑賞用途と武用用途では両立し難い。どうにもならぬ事なのでしょう。
普段は白鞘に入れておいて、必要な時だけ拵に入れるという方法もあるのですがどうにも気がのりません。すぐに使えてこその刀かなという思いと、柄を刀身にいれずに置いておくと柄木が湿気を吸って微妙に膨張して柄が入らなくなってしまうのではないかというのを恐れています。
注文打ちの大刀は拵と白鞘の両方を作りました。
拵だけ先に出来たので送ってもらい、数か月後に研磨が終わった刀が白鞘入りで納品されました。
拵の柄にいれようとした所、茎が入りきらずに凄く焦りました。なんどもハンマーで叩きこんでなんとか入ったのですが、あの時は非常に不安で怖かったです。
拵は完成してから数か月の間、刀身のかわりにツナギをいれている状態でした。その数か月間に柄木が吸湿して収縮してしまったのだろうかと考えています。はじめからめちゃくちゃキツかっただけという可能性もあるのですが。
次の大脇差は美術研磨にしたのにそれを恐れて白鞘は作りませんでした。美術研磨なのに。
まあ、今までのどの刀も全く白鞘を使っていないからというのも大きいのですが。
柄を抜かないとハバキ裏に油を塗れません。茎と違ってハバキ裏は錆びるといけません。観賞刀としては。
そう思うと鑑賞刀と武用刀は両立し難いのだと思います。
あと、これは鞘師の腕次第なのかもしれませんが拵の鞘が刀身に触れてしまって擦れ跡がついてしまいます↓
さすがに白鞘であればこのような事にはならないのでしょう。
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次の刀を作るとすれば、美術研磨はもったいないかなと思えてきました。
鑑賞刀と武用刀が両立できないのであれば、私の価値観としては観賞刀は諦めるしかありません。
ところで、次の刀を作るとすればどんな刀にするか。
ずっと「次は短刀」と思っていたのですが、短刀よりも太刀が欲しくなってきました。
2尺8寸くらいの太刀を居合研磨で。拵はちゃんと太刀拵を作る。あと、鞘は別に打刀と同じ鞘をもう一つ作って革カバーをつける。そうすれば刀差しもできるし、このように太刀佩きもできます。革包太刀みたいでなかなか良さげな気がします。
じゃあ太刀拵いらないかとも思うのですが、やっぱり太刀には太刀拵が欲しい。できれば太刀拵と打刀拵両方欲しい。太刀拵にはツナギをいれて飾っておきたい。
https://www.touken-world.jp/tips/10388/
太刀金具
外国奉行 池田筑後守長発
大刀の鍔の形が濃州堂で売られている太刀鍔と同じである事がわかります。画質の問題でちょっと見えにくいですが柄頭に猿手はついているのでしょうか。
幕末期は脇差のかわりに合口拵の短刀を差す武士も多かったようなのですが、大刀を太刀拵のようなものにする事も流行ったのかもしれません。
復古思想が流行ったので、太刀と腰刀みたいな刀装にしたい人が多かったのかなと思われます。
鞘を二つ作って普通の武道鞘にすればこんな差し方もできます。
問題点は、太刀拵を作るのはもの凄く高いのです。
前に問い合わせた時に「税抜574000円」と言われました。
https://ameblo.jp/kmymtks9/entry-12731826135.html
この見積もりは刃長60cm台の太刀拵の価格なので、2尺8寸だともっと高くなりそうにも思います。これは普通の武道鞘でも同じで価格が少し高くなりそうな気がします。
税抜込価格で考えて、、、
太刀拵:66万円
武道鞘:7万円
うーん、外装だけで73万円
2尺8寸だと居合研ぎでも研磨料金も高くなりそう。
金価格が2倍になれば作れそうだけど、、、プーチンが核ミサイル乱射したらそれくらいになるのかな。
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