↑この記事を見て思い出した事を書きたいと思います。
この記事の画像を見てもらえばわかるのですが、大小とも「茶色の柄糸」なのですが色合いが結構異なります。色の表記が「茶色」とか「紺」など同じように書かれていてもメーカーによって色合いが結構違ったりするようです。
この記事によると鞘塗も同様の違いがあるようです。
鞘塗については全く思い至らなかったのですが、柄糸のメーカーごとの色合いの違いは私も刀の外装を作る時に気にしていました。
私が柄糸を黒にした理由の一つは、黒であればそういうメーカーごとの色合いの違いが一番少なそうに思えたからという理由があります。
↑この写真ではわからないかもしれませんが、大刀の柄糸と脇差の柄糸では若干光沢が違います。大刀の柄糸の方が光沢が強めです。
黒色だから目立たないのですが、他の色だと色合いの違いと相まって違いがわかりやすくなると思います。
黒石目の鞘塗は大小の違いを全く感じませんが、これが茶石目など他の色であれば色合いに違いが出るのかもしれません。塗料もメーカーごとに若干の色合いの違いがあって不思議ありません。
私の刀の外装の色が全部黒なのは単純に私の好みであるという部分と、手垢汚れが一番目立たなそうだからという理由も大きいです。特に柄糸は手垢汚れが目立ちやすいです。明るい色にする時は要注意でしょう。観賞用であれば柄カバーをつけたり手袋して持った方が良いと思います。
もちろん、どんな色合いにするにせよ大小一緒に拵を作製すれば問題ないはずですし、本来そうするものなのでしょう。
ただ、刀の拵を作る時に「将来的に脇差と外装を合わせたくなるかも」という思いがあるのであれば、少し覚えておいた方が良いことかなと思います。
あと、脇差用の鍔があるかどうかも。
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