第100回箱根駅伝が2日と3日に行われました。節目の回を迎えたことや、コロナ5類移行後最初の箱根駅伝でもあったことから、ファンの注目度・関心は例年以上の様相を呈していたようですね。

 

結果は、青山学院大学(往路、復路とも1位)が10:41:25の大会新記録をマークし総合優勝。駒澤大学の2年連続学生駅伝3冠は、なりませんでした。青山学院大学は、往路3区で駒澤大学を逆転し主導権を握ると、そのまま往路優勝。復路でも着実に差を広げて、大手町にもトップで帰ってくるという、文句のないレース展開でしたね。3区で太田蒼生選手が同区間日本人初の1時間切り(59分47秒)で区間賞獲得。また、5区で「若の神」こと若林宏樹選手が区間新記録をマークしたところも、見事なものです。

駒澤大学(総合2位。往路、復路とも2位)は、往路2区までは3冠に向け順調でしたが、3区でひっくり返されてからは、2位のキープが精一杯だったようです。山登り・山下りというスペシャリストが必要な区間を持つ箱根駅伝は、そう簡単には制覇できない大会なのでしょうね。

 

城西大学(総合3位。往路3位、復路12位)は、大学最高成績となる初のトップ3入りを果たしました。往路で「山の妖精」こと山本唯翔選手が5区区間新記録をマークする等の活躍を見せ、貯金を作ったことが効いたようですね。東洋大学(総合4位。往路4位、復路3位)は、1区を15位と出遅れながらも、「その1秒をけずり出」す走りで4位まで巻き返した点が素晴らしいものです。